写真集を出版するまでの流れです。
1−自分が興味がある被写体、人物でも動物でも風景でもなんでもいいので撮る。
すでに撮りたいテーマがあれば、それを撮る。
2−まだテーマがない人は
撮ってるうちに、「これをテーマにして写真集にして出版したい」と強く思うようになる。
3−撮りためたものをまとめる。
4−まとめた作品を出版できるように、あなたができる行動をする。
例えば・・・
まとめた作品の1部をコンテストに応募して賞を取り
あなたの作品を気に入ってくれた媒体から「写真集を出版しませんか」と声が掛かるのを待つ。
インスタなどに発表し続けることで、どこかの媒体から写真集を出版しませんか?
と声が掛かるのを待つ。
写真展で作品を発表してどこかの媒体から「写真集を出版しませんか?」
と声が掛かるのを待つ。
出版社に直接連絡して「写真集を出したいのですが」と作品を見てもらう。
クラウドファンディングでお金を集めて、自費出版する。
などなどです。
5−4のどれかの手段で写真集を出版することが決まる。
6−出版社と最初の打ち合わせをして、ここであたなの写真集を制作するにあたっての担当者がきまります。
ここからはすべての作業にその担当者が一緒に加わります。
7−デザイナーを決める
・出版社が「フリーの書籍デザイナーの中から、あなたの作品にあったこのデザイナーさんにお願いしましょう」と提案してくれる。
・出版社のデザイナーがデザインする。
・「誰か好きなデザイナーいますか?」と聞いてくれるので、好きな書籍デザイナーがいたら依頼してもらう。
だいたい、この感じでデザイナーが決まります。
7−写真集の大きさを決める。
総予算の問題で出版社の人から「これくらいの大きさどうですか?」と提案され、
その大きさに決まることが多いです。
8−印刷所を決める(これも総予算で決まることが多いです)
9−写真集のタイトルを決める。
10ーどの紙に印刷するか決める。
写真集に使われる紙の選定はとても大切です。
紙で写真集のイメージが決まります。
11−どのような構成にするか決める。
12ー表紙と裏表紙の写真を決める。
13−表紙に付く帯の色、帯に書く文章を決める。
14−写真集の中に書く解説文などを決める。
7〜14の順序は出版によって違いますけど、この作業は必ずします。
15−束見本といって、実際に印刷されるのと同じ紙で
写真集が完成した時の厚さ、大きさを確認します。
この時点では真っ白の紙の束です。
ここでOKがでたら、印刷にまわします。
ここのOKはカメラマンのあながた主導権を取ります。
もし「ここをもっと、こうしたい!」という希望があったら、この時点で言わなければ
もう遅いのですよ(笑)
16−最初の色校正がでます。
ここで色の修正があれば修正指示をします。
印刷指示になれているデザイナーさんがやってくれます。
17−予算がある場合は2回目の色校正をします。
18ー印刷終了。
19ー製本(印刷された紙を、実際の写真集にします)
20ー製本された最初の一冊を手にとって感動する!!
21−書店に並ぶ、アマゾン、楽天でも販売される。
22ー友人、知人にサイン入りの写真集をプレゼントする。
SNSでみんなに知らせ「いいね」をもらって感動の涙(笑)
23−自分のことを知らなかった、読者からのメッセージなどが届き感動。
24−売れて重版が掛かり、大喜び!
とまぁ〜こんな感じです。
今日書いたのは、あくまで紙の写真集を制作する場合です。
電子書籍の場合は、紙の選定、色校正など必要ありません。
電子書籍の写真集出版の方法はネットで調べればわかりますので、調べて下さい。
書店に並べる紙の写真集にするか、電子書籍の写真集にするかはあなたの自由です。
僕はサインをしてプレゼントしたいので、印刷された写真集が好きですけどね。
それでは、今日も1日、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!
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