ストロボ１灯で光をまわすライティング

これは天バンライトです。

DVD4を購入されてる方は、天バンに関しては冊子の５Pで説明していますのでご覧になって下さい。

天バンライトといのは、

天井にストロボをバウンズするという意味で

天井バウンズを略して天バンと呼んでいます。

この撮影は、近くに窓があったので外からの光だけを使って、

絞りも解放にして自然光で柔らかい感じの写真を撮ろうと思っていたのですが、

部屋が想像以上に暗かったことと

現場でクライントさんから「全身にピントがきたカチットした写真を撮って欲しい」

というリクエストがありましたので、自然光ではなくストロボでカチッと撮ることにしました。

ストロボの位置は、被写体の壁とは反対側の

僕がいるカメラ位置の１メートルくらい後ろの天井と壁の間くらいに向けてストロボ１灯を天バンという形で飛ばしています。

クリップオンをカメラの後ろ側に４５度傾けていると思って下さい。

クリップオンストロボをカメラの真上の天井に向けての天バンライトでもいいのですが、

それだと被写体とストロボの距離が近くなるので、鼻の下やあごの下に結構強い影ができてしまいます。

でもDVD4で紹介している天バンライトはストロボの位置が固定されていますので

撮影しながら被写体に近寄ったり離れたりしても露出は変わりません。

また、光が部屋全体にまわるので顔に気になるような変な影が出ませんし

人物が壁にここまで近くても、壁にできる影もほとんど出ていません。

天バンはトレペなども必要なく、ストロボ１灯あればできるので、

外の光が入らない部屋で、光を部屋全体にまわした写真を撮りたい時にはオススメです。

それでは、今日も１日「笑う門には福来たる！」で自他共栄の精神で過ごしましょう。

＊使用レンズ２４～７０ミリ・f８

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