写真を仕事にするとは

By | 2016年10月7日

「自分が好きなことは写真を撮ることなんだ、会社を辞めて写真家になろう」

・・・と

会社を辞めてカメラマンになる計画を立てる人がいます。

でもね、

「自分が好きな写真を撮る」という事と

「写真を仕事にする」では

同じ写真を撮るという行為でも

中身はまったく違います。

「私は写真を撮ることが好き」だから

「写真家で生活ができる」ということではないのです。

例えば、フェイスブックなどのSNSに自分が撮った写真をアップして、

多くの人から「いいね」もらったり

「写真うまいですね」「素敵な写真ですね」

というコメントを多くの人達からもらったりしてもですね・・

それは、SNSに発表したあなたの写真に

「この写真いいですね」という意思を伝えてくれているだけで

あなたの写真に「いいね」をしてくれた人全員が、

あなたの写真にお金を支払ってくれるわけではないでしょ?

まぁ、何人かは「写真を売って欲しい」って言ってくれる人がいるかもしれませんけど。

つまり、殆どの場合

自分が撮った写真が、

どんなに多くの人達から「いいね」ってホメられても、

収入にはならないということです。

あなたの写真に「いいね」を押す気持ちと

「あなたの写真を売って下さい」とか

「撮影料を支払うから、あたたに写真を撮って欲しい」という気持ちは別ということです。

好きな写真を仕事にする=写真で収入を得る、ということは、

あなたが自分の為に撮った写真に「いいね」をもらうことではなくて

誰かに・・・

「あなたの写真を購入したいので、売って下さい」と言われたり

「撮影料を支払うから、あたたに写真を撮って欲しい」と

撮影依頼をされて写真を撮ることなのです。

ここを理解していないと・・・

「好きなことは写真を撮ることなんだ!」ということに気がついても

「好き」を仕事として生かすことができないのです。

何度も言いますけど

「好きを仕事にする」=「自分が好きな写真を撮れば、収入を得て生活ができる」ではないのです。

「写真を仕事にする」ということは

あなたが・・・

お客さんが「こんな写真を撮って欲しい」という写真を撮ってあげて、

お客さんが、あなたが撮った写真を見て「ありがとう!」と喜んでくれた気持ちの代償として

撮影料を支払ってもらう、ということなのです。

もし、

「好きな写真を仕事にしたい」のでしたら

今までの「自分が好きな写真を撮る」という意識から

→「お客さんからこんな写真を撮って欲しいと依頼された写真を撮る」に変える必要があります。

でも、クライアントさんに依頼されて撮る商業写真家ではなくて

「自分が好きな写真だけを撮って、それを世の中に発表したい」という

写真作家になりたいのでしたら今日書いたことはスルーして大丈夫です。

でも、写真作家活動で

あなたが今まで会社からもらっていた同じ年収を得ようとするのは

至難の技です。

理由は、日本では写真を購入するという人がまだまだ少ないからです。

でも、世界が認めるような作品を発表すると、世界が市場になるので年収はいっきに増えます。

つまり、あなたの撮る写真が日本&世界の人達を感動させるか?どうか?で決まります。

それでは、今日も1日、焦らず、まわりと自分を比べず、

今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!

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