あなたの写真からは何も伝わってこない。

By | 2016年11月16日

僕のマンツーマンワークショップの会員のAさから届いた相談メールの話。

Aさんは、某写真作家の先生が主催するワークショップにも参加しているのですが、

そのワークショップで先生に

「あなたの写真からは何も伝わってこない」と酷評されて以来

写真を撮るのが嫌になって、もう写真やめようかと思っています。

と言った内容でした。

僕が先生は
「こうすればいいですよ、というアドバイスはしてくれたんですか?」と聞いたら、

「自分で考えなさい」と言われたそうです。

「あなたの写真からは何も伝わってこない」と言って

「自分で考えなさい」といういう先生って、ある意味凄いですね。

僕は怖くてこんなワークショップには行けません。

実は、こういったことを言う写真家や評論家の先生はたくさんいます。

僕が随分前に撮っていた、ペンキの禿げた写真、花がブレた写真、

そして写真集「ブルーノート」の写真は、この業界に人からはホメてもらったことはありません(笑)

まさしく「あなたの写真からは何も伝わってこない」と言われ続けました。

でも、一般の人からは

「タクマさんの写真からは〜〜が伝わって来ます」なんていう内容ではなくて・・

「キレイです」「美しいです」「癒やされます」「感動しました」と言って

シンプルにホメてくれるメールや手紙が届きます。

「写真とは何か!」

「この写真で何を伝えたいのか!」

なんてことを考えていない人からの

僕の写真を見た瞬間に感じた素直な感想

これって、メチャメチャうれしいものです。

あくまで僕だけが思ってることなのですが

「あなたの写真からは何も伝わってこない」っていう批評は

「私は、あなたの写真は嫌いです」と言ってるのと同じようなものだと思っています。

これって、食べ物の好みと同じです。

僕はベトナム料理に出てくるトムヤムクンが苦手です。

でも、「大好き!」という人が多いです、とくに女性はね。

トムヤムクンは、何も悪くはないのですよね(笑)

食べる人の好みですから。

長々と書いたけど、何がいいたいのか?というとですね。

写真って、撮る人の好みで、撮る被写体も違うということです。

だから、1人の先生に

「あなたの写真からは何も伝わってこない」と言われたとしても

落ち込むことなんかないのです!

「あ〜この先生とは感性、趣味嗜好が違うんだな」と思えばいいだけです。

そして、今まで通り、あなたが撮りたいものを撮ればいいのです。

大切なのは

「他人があなたの写真をどう思うか?」ではなくて

「あなたが自分の写真をどう思うか?」なのです。

せっかく好きで撮り始めた写真です。

これからも撮りたいものがあったら撮りましょう!!

「継続は力です!」これ、本当です。

僕は今までにワークショップや写真教室で、

800人近くの人の写真を見せてもらいましたけど、

「あなたの写真からは何も伝わってこない」なんて、

恐ろし言葉は言ったことがありません(笑)

僕が大切にしたいのは、

その人のいいところに気づいて、そこを伸ばすアドバイスをすることだと思っています。

でも、「私は先生に怒られた方が伸びるんです」という人は

酷評してくれる先生に見てもらうことをオススメします。

写真の世界は数学のように

これしか正解がない!という世界ではありません。

あなたの「これが好き!」があなたにとっての正解なのです。

ただ、誤解しないで欲しいのですが

「写真を撮って稼ぎたい」という人の正解は

あなたに撮影を依頼してくれる人が「撮って欲しい」という写真が正解です。

あなたの「これが好き」とお客さんの「これを撮って欲しい」は異なる場合もよくありますので、誤解しないように。

それでは、今日も1日、「笑う人には福来たる」で過ごしましょう!!
「人を笑顔にする人には、もっと福が来たる」です(笑)

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10 thoughts on “あなたの写真からは何も伝わってこない。

  1. ますいしんいち

    タクマさんへ
    創作というものはタクマさんのおっしゃる通り、見る人の感覚によって様々だと思います。
    百人百様ですもの。
    それにしても、ボクもそんな先生の指導は受けたくないですね。
    今日もありがとうございます。「笑人大福」

    Reply
  2. ライカ

    被写体うんぬんじゃなく、どう撮るか、どう表現するのかをその先生は指摘されたんじゃないですかね?
    私はしごく普通の指摘だと感じました。
    それで諦めるならそれまでで、悔しければ勉強すればいい。
    趣味で好きに撮るのと、表現することはまた違うものと思います。

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      ライカさんへ
      コメントありがとうございいます!
      ライカさんの言う「趣味で好きに撮るのと、表現することはまた違うものと思います。」
      深いですね。

      Reply
  3. 鈴木

    自分が撮影のお手伝いに行っています、プロ写真家さんより優しい言葉ですね(汗)
    この倍以上にボロクソに言われます…。

    自分で考えなさい。
    ごく当たり前の言葉だと思っていました。

    自分で考えて考えて、苦しんで、もがいて、奇跡の1枚の写真が生まれた時に、また、自分が大きく成長出来る時。

    ボロクソに言われますけれど、ポロッと言われて嬉しかった言葉です。

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      鈴木さんへ
      コメントありがとうございます!!

      「ボロクソに言われますけれど、ポロッと言われて嬉しかった言葉です。」
      これ、その写真家さんが聞いたらうれしいでしょうね。

      Reply
  4. シン

    その先生のワークショップは、きっと workshop(研修会、研究会)ではなく、review(批評会)とか exibition(品評会)だったのではないでしょうか。批評・品評も大事ですが、そこから何かを得させ、伸ばす方向に目を向けてあげる、そういう研修・研鑽の場にこそ「ワークショップ」という言葉を使っていただければいいのになと思います。
    タクマさんの写真はとても好きです。

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      シンさんへ
      コメントありがとうございます!
      「そこから何かを得させ、伸ばす方向に目を向けてあげる」
      この言葉いいですね。
      これからの、僕のワークショップは、もっとこの言葉の意味を活かしたいと思います。

      Reply
  5. なかなか

    私には感じるところが多い内容でした。
    昔にアシスタントをしていた頃に、
    その人に「キミの写真はヘタ!」とか言われたことがあり、
    それ以来、写真を撮るのをやめてしまったことがありました。
    それからまた撮ろうと思うまでに数年かかりました。
    今でもトラウマですね(笑)。

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      なかなかさんへ
      写真が撮れるようになってよかったですね。
      これからは、思う存分写真を楽しんで下さい。

      Reply

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