インタビュー撮影の裏テクニック

対談＆インタビュー撮影には、２パターンあります。

１ーカメラマンはインタビューしている間、

最初から最後まで撮影をして、いいカットを使ってもらう。

２ーインタビューをする前に、

数分間だけインタビューをしているポーズをしてもらって、その写真を使ってもらう。

普通の人のインタビューの撮影は１です。

理由は、一般の方にインタビューをしているポーズなどお願いできないからです。

でも、被写体が俳優、タレント、アイドル、アーティストさんという場合は

２が多いのです。

その理由は、俳優、タレント、アイドル、アーティストという方は、

どんな表情の写真を撮られているのか？ということを凄く気にされるのです。

人によっては、「顔の右側しか撮って欲しくない」という人もいます。

インタビューしている時って撮られることに無防備なので

カメラマンの位置を余計に気にします。

また、人と話している顔って口がとんがったりして、あまりいい表情はではありません。

だから、自分の写り具合を気にする俳優、タレント、アイドル、アーティストさんは

インタビューで楽しい話で盛り上がっている「テイ」のいい表情を、

インタビュー前に撮ってもらったほうがうれしいのです。

そうすると、カメラを意識しなくてインタビューに専念できるからです。

僕も、今までに１０社くらいの媒体に取材され、

インタビューしているところの写真を撮られたことがあるのですが

有名人ではない僕でも、話している時にカメラマンにパシャパシャ写真を撮られると

インタビューに集中できないなぁ〜と感じましたからね。

だから、それ以降は僕のほうから

インタビューが始まる前に

インタビューで楽しい話で盛り上がっている「テイ」のいい表情を、

撮らせて下さいとお願いしいます。

俳優、タレント、アイドル、アーティストさんは間違いなく、

「それは助かります」と、この提案に賛同してくれます。

このことを知らない、クライアントさんは

僕が手抜きをしていると思います（笑）

でも、１度あなたがインタビューされているところを撮られてみるとわかります。

カメラマンが気になって、インタビューに集中できないのです。

タレントでもない僕でも嫌なのだから

自分の写真写りを気にする有名人は、メチャメチャ嫌だと思いました。

それ以降、僕が有名人のインタビュー＆対談写真を撮らせてもらう時は

インタビュー前に「インタビューしているテイ」の写真を撮らせてもらっています。

その時は「楽しそうな話題で盛り上がってるテイで」といいます（笑）

その方が１〜２分でいい表情が撮れて

被写体になってくださった人にも喜ばれ、クライアントさんも

いい表情が撮れたと喜んでもらっています。

ただ、一般人の場合はこの方式はだめですよ。

インタビューをしている「テイ」の意味がわかりませんから（笑）

だれも言わない、インタビュー撮影の裏テクニックでした。

今年も１年、

タクマクニヒロの「カメラマンへの道」を読んで下さってありがとうございます。

新年からも、あなたの役に立てることをどんどん書いていきますので、

よろしくお願いします。

それでは、良い新年をお迎えください！！

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