この女優さんの撮影依頼が来た時は、以前から撮りたいと思っていた人なので
「よし!柔らかいライティングでかわいく撮るぞ〜」と
勝手に決めていました(笑)
ところが
クライアントさんからの要望は
かわいい写真はいつも見ているので、
「今回は、笑顔はいりません、それより普段しないような表情を撮って欲しい」
「光も柔らかいライティングじゃないほうがいい」
というリクエストでした。
僕が最初に「こう撮りたい」と
勝手に思っていた写真とは真逆のリクエストでした(笑)
こんな時
あなたがどんなに
「柔らかい自然光のようなライティングで可愛く撮るぞ〜」と思っていても
ダメなのです(笑)
プロカメラマンは
クライアントさんが望む写真を撮るのが仕事なのです。
当日、
本番前に強い光のストロボ直のライティングでテスト撮影をして
クライアントさんに見てもらったら
「ここまで強くしなくてもいいです」
ということだったので
前のブログに紹介したカサバンにしました。
ライティングの種類を強い光の順に並べるとですね。
ストロボ直→オパライト→ソフトボックス→カサバン(アンブレラ)
→カサトレ(アンブレラにディヒューザーを付けたもの)→フロント紗幕(トレペ)
→天井紗幕の順です。
ソフトボックスというのは名前に「ソフト」がついてるので
「柔らかい光が作れる」と思ってる人がいるかもしれませんけど、
ストロボの光が広がる範囲が狭くなるので、そこそこ強いんですよ。
今書いた順番は、僕の感覚なので「100%正解!!」
というのではありませんけど(笑)
迷った時は、参考にして下さって大丈夫です。
話が逸れましたけど
クライアントさんからのリクエストが
「笑顔は必要ない」ということだったので
撮る前に
「今日は笑顔は要りません、強い表情を撮りたいので、よろしくね〜〜(笑)」
とお願いしました。
すると、かわいい笑顔で→本当〜にかわいい!!
「はい、わかりました」と
僕がどんな表情を撮りたいのか?を理解してくれ
そのまま、撮影スタート!
やはり、女優さんだけあって
こちらの欲しい表情をどんどんしてくれます。
僕のストライクゾーンの表情をしてくれた時には
「今のいい!!そんな感じでもっと〜〜!」
と、声かけをします。
でも、いつもの癖で、たま〜に
メチャメチャかわいい笑顔もするので
「笑顔いらないから(笑)」と、笑顔で声かけします。
カメラマンは、撮る時はどんな時でも「キープスマイル」です。
本当はスマイリングって言うらしんだけどね(笑)
彼女の素晴らしい対応力のお陰で、10分で撮影終了!!
僕が撮った写真をパソコンの画面で見ながら
「えっ、私、こんな顔してたんだ!おもしろい!」って、喜んでくれました。
そして、クライアントさんも要望通りの写真が撮れたので大満足。
クライアントさんうれしい=撮られた人もうれしい=カメラマンの僕もうれしい
この法則が一番、いいのです。
プロを目指してるあなた・・・
今は、自分の為に好きな写真を撮ればいいんだけど
名刺にプロと書いたら
その瞬間から、いつでもどんな時でも
あなたに撮影を依頼するお客様が望む写真を撮る
これを忘れないようにね。
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ただし
その写真を
自分だけしか「いいね」と思わない場合は
収入は「0」ですので、覚悟して作家を目指してくださいね。
それでは、今日も1日、キープスマイルで
「今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!」
+act. ( プラスアクト )―visual interview magazine 2017年 3月号に掲載されている写真です。
次のメージは、おもいっきり変な顔ですので書店で見つけた時は、ぜひご覧になって下さい。
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写真を拝見しました。
インパクトがあるし、構図も一味あるしと思いながらいました。
これこそが、クライアントさんが望む写真なんですね。
バナナさんへ
見てくれてありがとうございます。
あの写真は、ストロボなどを使わないで
ISO10000にして、スタジオの天井についてる蛍光灯だけで撮りました。
あのキャッチライトは、天井の蛍光灯なのです(笑)
タクマさんへ
撮影前の打ち合わせは大切ですよね。思い込みはそれこそ売り上げ0を招きます。
それでは今日も「キープスマイル」で!!
ますいさんへ
思い込みはNGですね(笑)
こんにちは
タクマさんの写真はいつもかっこいいですね。
絵作りするときに心掛けてることってありますか?
僕は無難な写真ばっかりでかっこいい写真が撮れません。
タクマさんみたいに新鮮でかっこいい写真が撮りたいです。。
ハムカツさんへ
コメントありがとうございます。
質門への返答は2月21日のブログに書きましたので、ご覧になって下さい。