プロって、撮りたくない写真を撮るのですか?

By | 2017年8月19日

Q:知り合いのプロカメラマンさんに

「仕事で写真を撮るのって、撮りたくないものも撮らなければいけない。

撮りたいものだけ撮っていればいいってものではない」

と言われたのですが、そうなのでしょうか?

A:これは、これから「カメラマン&写真家」を目指そうと思ってる人なら

1度は考えることだと思いますが・・・

実は、僕の場合はカメラマンになろうと決めた時、

そんなこと考えたことがなかったのです(笑)

自分は何が撮りたいとか、こんなテーマの写真が撮りたい

というものを持っていなかったのです。

ただ、写真を撮ること自体が好きだったのです。

今日の質問内容のことを悩む人は、

カメラマンを目指していた頃の僕と違って、

すでに撮りたいものがしっかりと決まってる人のような気がします。

じゃぁ、実際に僕がプロになってどうなのか?と言うとですね・・・

僕がプロになりたての頃は

「カメラマンってなんでも撮れなければいけない」と思っていたので、

依頼される撮影はなんでも撮っていたのです。

人、建物、スポーツ、料理、商品、取材、風景、ブライダル、学校の行事・・などなど。

何でも撮っていた時期に

「この撮影は自分には向いていないなぁ~」

「こんな下手な写真撮っていたらもう2度と撮影依頼が来なくなるな」

と感じた分野の撮影を、受ける仕事から削除していったのです。

それは、建物、料理、商品でした。

この3つの撮影依頼が来た時は、

正直に「僕は上手くないですから」と断っていました。

「その代わり、人物とかイメージ写真なら任せて下さい」と

「この分野だったら上手いですよ」という得意分野をアピールしたのです。

もし、商品撮影を断らずにやっていたら、間違いなく

写真を撮ることが嫌いになっていました。

そうやって、好きな分野をアピールしているうちに、人物だけでも・・・

モデル、アイドル、タレント、俳優、アーティスト、スポーツマン、文化人、一般人、子供、とメチャメチャ分野が広いことに気がついたのです。

人を撮ることは大好きだったので、

上の中のどの人の撮影を依頼されてもうれしかったのです。

苦手な撮影を断って、得意な撮影だけをアピールしていたら・・

気がついたら好きなものだけを撮っていたのです。

話が長くなったけど(笑)

「仕事で写真を撮るのって、撮りたくないものも撮らなければいけない。撮りたいものだけ撮っていればいいってものではない」と言われたのですが、そうなのでしょうか?

という質問への、僕の答えは

「撮りたくないものは撮らなければいい」

「撮りたいものだけ撮ればいい」

ということです。

撮りたいものだけ撮っていれば、ますますその分野のスキルが向上します。

好きだからこそ、オンリーワンのテクニックも生まれ、

ますます仕事の依頼がくるようになります。

「本当は撮りたいものだけ撮っていたいけど、

生活の為には撮りたくないものも撮らなければいけない」

と感じてる人は、

もしかしたら、撮りたいと思ってる分野で

「この人に撮影を依頼したい」と感じさせる、

オンリーワンの写真を撮っていないのかも?しれません。

また、これからカメラマン&写真家を目指そうとしてる人で

「撮りたいものだけ撮っていたい」と思ってる人は、

写真作家を目指せばいいと思います。

画家と同じで自分が描きたいものだけを描く生活です。

つまり、人から撮影を依頼されて撮るのではなく、

自分が撮りたいものだけを撮って生活をするという生き方です。

ただし、

今の僕のような「クライアントさんから依頼されたものを撮る」

というカメラマンより収入という面では、険しいことを覚悟した方がいいと思います。

なぜなら、

日本では、欧米のように写真をアートのように高額で購入するという習慣がないからです。

オンリーワンの写真を撮って発表できる人でなければ、厳しいでしょうね。

写真作家の人は、専門学校や大学の講師をしながら、

また、他の仕事をしながら、自分の作品を発表してる人が多いです。

例外は、家がお金持ちの人、

また、あなたが写真作家をやることを理解してくれて

「あなたは仕事しなくていいですよ、好きな写真を撮ってていいから」

と言ってくれる、よき伴侶がいる人です(羨ましい限りです)

あなたは・・・・

「自分が満足したい為に、自分が好きなものをだけを撮りたい」ですか?

「撮影依頼してくれた人が満足してくれるように撮る」という行為が好きですか?

どちらでしょう?

ここに、今日の質問の答えがあるような気がします。

同じように写真を撮ることが好きでも・・・

自分だけが喜ぶために撮るのと、

自分が撮った写真が人に喜んでもらえるために撮るのとでは、

喜びの感じかたが違うような気がします。

はっきり言えるのは・・・

人に喜んでもらえる写真を撮れる人は、

収入を得ることができる選択技が広いということです。

あくまで、僕の考えですけどね・・・




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2 thoughts on “プロって、撮りたくない写真を撮るのですか?

  1. ますいしんいち

    タクマさんへ
    ボクも苦手な分野はお断りするようにしています。
    その方がお互い笑顔になりますもの。
    撮った人も撮られた人も、そしてその写真を見た人も笑顔になれる写真を求めて。
    笑うカメラマンには福きたるですよね。今日もありがとうございます。

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      ますいさんへ

      本当にそうですよね。

      苦手な分野を無理にやってると、ストレスで体壊しますから。

      「好きなことを仕事にして、いい人生過ごしているなぁ〜」とつくずく思います。

      勇気を振り絞って、会社を辞めてカメラマンになると決めた

      25歳だった当時の自分に感謝しています。

      Reply

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