これは、別冊+act. Vol.25 で撮らせてもらった写真です。
会議室なので、部屋の中にはソファーやテーブルが何個もあり
そのままでは、撮影するスペースはありません(笑)
こういった場所で撮影する時の手順を簡単に書くとですね。
部屋に入る(入るまでどんな部屋なのかわかりません)
↓
どこに撮影スペースを作るか、瞬時に判断する
↓
場所が決まったら、ソファーやテーブルを端によせて撮影スペースを作る
↓
ストロボで撮るか、部屋の明かり&自然光で撮るか決める
↓
ストロボで撮ると決めたら、ストロボをセットする
↓
光と影の見え方をテスト撮影して確認する
↓
被写体が来るのを待つ
↓
撮影
だいたい、こんな感じです。
会議室やホテルの一室など使って撮影する時は
いつもストロボを使うわけではありません。
「窓からの外光が使えるな!」と思ったら、自然光で撮ります。
こういったことも、部屋に入った瞬間に判断します。
「え〜と、どうしようなかなぁ〜」
なんて、服を買う時の女の子みたいに迷ってる時間はありませんよ(笑)
なぜなら、
迷ってると、クライアントさんが
「このカメラマン大丈夫かな?」と不安な気持ちになります。
また、撮影準備時間も20分くらいしかないからです。
被写体が男性だったので、影を活かそうと思い
白い壁を背に立ってもらって、顔や体の影が壁に出るようにしました。
ライティングは
ソフトボックス1灯を被写体の左斜め45度くらい前から飛ばしただけです。
ソフトボックスにした理由は、ストロボ直やオパライトだと
僕には影が強すぎる写真になるから、ソフトボックスがちょうどいいのです。
もし、あなたが影が強い写真が好きな場合はストロボ直やオパライトで撮ればいいんですよ。
僕はライティングに「これが正解」というのはないと思っています。
あなたが「これがいい」と感じたライティングが
あなたにとっては正解だと思っています。
この撮影は4カット必要だったので、
すべて立った写真だけだと、単調な絵になるので
部屋にあったソファーを1つ持ってきて、
ソファーに座ったカットと、
ソファーを外して 壁を背にして立ってもらったカットを撮りました。
ソファーに座ってもらうことで、右側の写真のように手を顔に付けるようなポーズも自然にしてもらえます。
困った時は、ソファーです(笑)
ちなみに、この日の撮影時間は7分です。
別冊+act. Vol.25 より。
お笑いタレントさんというよりも、存在感のある監督オーラが輝いている人でした。
インタビュー記事、すごく面白かったですよ。
ぜひ、別冊+act. Vol.25 のインタビューも読んで下さいね。
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別冊+act. Vol.25 (ワニムックシリーズ 233)に掲載されたものです。
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