無事ニューヨークに着いたと書きたいところだけど・・・
空港からホテルへのタクシーを探す時に、バカな僕は親切に声をかけてくれるタクシーに乗ってしまったのです。
そして、ホテルまでは連れて行ってもらえなかったし、法外な料金を取られたのでした(涙)
僕は「よ~~し、今度もいい写真を撮るぞ!!」って、意気込んでニューヨークに着いたものの、いきなりつまずいて・・一人でおもいっきり落ち込んだのです(笑)
ニューヨークに着いてから撮影まで2日間あったので、ニューヨーク見物をかねてロケハンをした。
どうしてもこの場所で撮りたいと思った、マンハッタンという映画のロケに使われた場所を探すことにした。
どうやって探そうか?と考えて・・そうだホテルのフロントの人に聞いてみよう!!
日本から持って行った映画のパンフレットの写真を見せながら「ここに行きたいんだけど、知ってる?」と、中学の時から1歩も進歩していない英語で尋ねた。
ラッキーなことに、僕の知りたい場所はあの映画で有名になったらしく、ホテルの人は「あ、その場所ならここだよ」と言いながら(多分)僕が持ってた地図に印をつけてくれた。
タクシーでその場所に向かった。
あった!!
映画で見た通りの素晴らしいロケーションだったので、おもいっきり感動した。
よ~~し、これでメインカットの場所は決まった。
あとは、ニューヨーク見物を兼ねて(笑)タクシーを使いながら色んな場所を見て回った。
夜ホテルに帰って、地図に撮影したい場所を印をして距離を確認し、車での移動時間などを考えどこでどう撮影したら一番効率よく僕が欲しいカットが撮れるのか?ということを考えた。
ホテルのレストランでの食事に困った。
メニューに何が書いてあるのか?さっぱり分からない(笑)
そこで僕がやったことは、僕が座ってる近くにいる人がおいしそうなものを食べてたら、「あの人と同じもの」と言って注文して、メニューではどこに書いてあるのか聞いた。
これはいい勉強になった。
お陰で、朝食の時に頼む「目玉焼き」という単語をすぐ覚える事ができた。
そして、Aさんの撮影当日。
なんと「せっかくニューヨークまで来てもらったんだから、ゆっくり撮っていいですよ」と言われ、車での移動時間を含めて2時間も撮影時間をもらった。
「なんて、やさしいんだろう!!」と感動した。
どこでどんな写真を撮りたいという説明をして、撮影がスタートした。
SOHOを歩いてるAさんを撮影してる時「宅間さん、ニューヨークのホットドックおいしいですよ!!食べませんか?」と言って、おごってくれた。
上手かった!!またまた、感動した!!
そして、最後に僕が東京で「どうしてもここで撮りたい」と決めた場所に到着。
Aさんは、その場所に着くなり「え~~こんないい場所があるんだ、いいですねここ」
「宅間さんがこの場所探したの?」と言ってくれた。
うれしかった。
2時間があっという間に過ぎた。
思った以上の写真が撮れた。
ニューヨークで使った経費の領収書が入った財布をタクシーの中に忘れるというドジをしたけど(本当に当時から僕はバカだったのです)
なんとか無事、編集部にニューヨークの写真の上がりを届けることができたのです。
担当編集者「お疲れさん!!どう?いい写真撮れた?」
僕「はい、でももう海外ロケ1人で行くのはこりごりですよ」
ニューヨークでの写真をビューアの上で1カット1カット見ていた編集長が一言。
「いいな!!今回も見開きで使えるよ!!」
うれしかった。
編集長が、僕が探した場所の写真を見て「ここどこだ?お前いい場所見つけたな!!俺もニューヨークにはよく行くけど、この場所知らないなぁ~」と言われ、少しだけ優越感にひたった(笑)
そして数日後、僕の故郷の空港で撮った写真が掲載された、この連載の最初の号が始まる雑誌が発売された。
僕は自分が撮った写真が5ページに渡って、それも見開きで大きく使われてるのを見た瞬間
胸が熱くなった。
「あ~~本当にカメラマンになれたんだ!!」と、思った瞬間。
25歳の時に、会社に辞表を出して東京の専門学校に入学して・・
1年で退学、カメラマンのアシスタント応募はことごとく不採用・・・
スタジオにも年齢制限で入れず・・・
独学でやろう!!と決めて・・
アルバイトしながら作品作りの為のお金を貯めた貧乏生活の日々
が・・映画みたいに頭の中に浮かんできたのです。
ただ、連載最初の号は自分が思ってたような反響がなかったので・・がっかりしたことを覚えています(笑)
この後、北海道、静岡、ハワイとAさんの行く所に着いて廻りました。
もちろん、ハワイに行ったのは僕一人でした(笑)
毎月のように色んな場所で撮影しながら・・僕は「この連載のお陰で大きな反響があり自分がメジャーになれる!!」と勝手に思っていたので、あまりにの反響のなさにおもいっきりがっかりしていたのです。
ところが、この連載が半年過ぎようとしてる頃、変化が現われたのです。
それは、編集部に僕の連絡先を問い合わせてくる他の雑誌社の人が続々と現われ始めたのです。
なぜなら、僕はカメラマンとしてはまったく無名だったので、僕が仕事を一緒にしてる編集者以外は誰も僕の名前も電話番号も知らなかったのです。
だから、僕に撮影を依頼したいと思った人が連載をしているこの編集部に僕の連絡先を問い合わせてきたのです。
さぁ、ここからどんな展開になるのでしょうか・・・
続く・・・
*今はこのブログに書いてる頃と違ってインターネットのお陰で、ブログやホームページで自分の作品を発表する場があります。
これは多いに活用したほうがいいですよ。
昔の僕のようにカメラマンの名刺を作っただけでは、誰も自分のことを知る事はできませんけど、今はクライアントの方からインターネットであなたのことを探してくれますから。
ただ、色んな写真を掲載している特徴のないものは、このカメラマンの得意分野はなんだろう?と思われるだけでスルーされてしまいます。
同じ制作するのでしたら、あなたの一番の得意分野の写真をメインにしてブログを制作することをお勧めします。
もし、桜の写真が得意でしたらどんなに他の風景写真でもいい写真を撮っていても、「桜」に限定するのです。
そうすることによって、桜の写真が上手いカメラマンを求めてるクライアントはあなたのブトグに100%ヒットします。
そして、HPでは桜以外の写真も他にもこんな風景写真も撮っていますという感じにアピールするといいのです。
動物でも犬なら犬だけネコならネコだけという感じでブログを作ると、アピール効果は大きいですよ。
といった感じで、色んな写真を撮っている人は、そのなかで一番のあなたの得意分野、一番好きな分野だけをアピールするとクライアントにあなたのことを見つけてもらいやすいのです。
つまり、なんでもあるファミリーレストランではなく専門店になるということです。
営業をしないでブログやHPでアピールする1番の方法は、専門店になることが最終的には多くのクライアントと繋がる一番の近道になるということです。

