選挙ポスター・カメラマンの話し。

By | 2020年7月5日

今日は都知事の選挙投票日です。

実は僕も、今回の都知事選ではないんだけれど

今までに何人かの政治家さんの選挙ポスターを撮らせてもらいました。

 

初めて撮らせてもらったのは、25年くらい前です。

 

 

ポスターを雑誌の表紙を撮ってるカメラマンに撮ってほしいということで

 

その方の知り合いの出版社の人経由で僕に依頼がきたのです。

 

僕もこの時が、選挙ポスターを撮るの初めてでした。

 

それまで見ていた選挙ポスターって、

みんなネクタイを締めたスーツ姿のバストアップの写真でした。

 

僕はその定番の写真も撮ったのですが

ダメ元で

スーツのジャケットを脱いでもらって、

腕まくりをして

背もたれのない椅子に座って

ポスターを見てる有権者に話しかけてるように見える写真を撮りたいと思ったのです。

 

選挙ポスターを見た人が

元気ハツラツでエネルギッシュな人

自分に向かって笑顔で話しかけてる人

と感じる写真です。

 

僕はスーツを着た写真でもジャケットを脱いだ写真でも自由に選んで下さいとお伝えしました。

 

実際にポスターになったのは後者の写真です。

 

そして、見事当選したので僕自身ホットしましたね。

 

やっぱり落選すると、なんか撮った僕が悪いような気がするでしょ。

 

 

ところがです。

 

僕が撮ったその議員さんの

明るくてエネルギッシュで

笑顔でこちらに話しかけてるような写真が、

他の政治家に目に止まり

うちの先生の写真も撮って欲しいと依頼が殺到したのです。

これには、僕自身びっくりしました。

その後、

総理になられた時期の鳩山さん

共産党書記長だった頃の不破さん

のポスターも撮らせてもらいました。

今、タクマさんって政党は関係ないの?

 

と思ったあなた!!

 

ゴメンなさい

 

僕は・・

 

撮影依頼が来たら政党に関係なく撮ってるんです。

あくまで、

僕に撮影依頼してくれたクライアントさんという意識なんです。

 

あとね、選挙ポスターって撮影料が高いんですよ。

 

同じ選挙ポスターでもね

政党の党首のポスター撮影は、大手広告代理店経由で依頼が来て

デザイン案・コンセプトもしっかりできてて

デザイナーが望む写真を撮ります。

もう、広告と同じ撮り方ですね。

 

 

また議員さんからダイレクトに依頼される時は

 

どんな写真を撮るのか?は

 

カメラマンの僕に一任してくれます。

もちろん、事前に色々話を聞かせてもらいますよ。

 

それでね、その方が当選したら

次の選挙のときも撮影依頼がきます。

 

僕は「晴れ男」ですけど

 

ポスターを撮らせてもらった議員さんの選挙でも

当選率90%なのです。

 

もしかしたら、「当選男」かもしれません(笑)

 

僕は議員さんって、いつも多くの人の前で話してるので

 

カメラの前でも

簡単にいい表情してくれるものだと思ったのですが

 

これがですね・・・

 

みんな硬いんです。

 

 

僕が「はい笑ってもらえますか」と言ったら、

笑ってくれるんだけど

 

その笑顔が硬いんです。

 

 

そこで、僕も焦ってね

 

「少し休憩しましょう」と言って

なんかいい手はないかな〜と考えたんです。

そこで・・

「そうだ!!これでいこう!」といいアイデアが浮かんだんですよ

 

 

それはですね

 

 

「◯◯先生、今撮ってるポスター、誰に見て欲しいですか?」

 

って聞いたんです。

 

 

すると

「選挙で私に投票してくれるみなさん

「いつもお世話になってる後援会のみなさんですね」

 

とおっしゃったので

 

では、このレンズの向こうにいるには投票してくれる人です

後援会のみなさんです

 

その方達に向けて

 

「いつもありがとうございます!!」

 

「◯◯に一票、ありがとうございます!」

 

とおもいっきり笑顔で話しかけて下さい

 

それも、大きな声で!

 

とお願いしてみたのです。

 

すると・・・

さすが政治家です

それまで硬かった表情がガラッと変わって

 

レンズにむかっていい感じで話しかけてくれたのです。

 

 

僕も

 

先生いいですよ!!

その感じ、その感じ!!

今の笑顔で、1000票は増えました〜!!

 

みたいな感じで、声掛け続けたのです。

 

 

おかげで、素敵な写真が撮れました。

 

撮影後に先生が

 

「いや〜〜今日の撮影は楽しかったよ!」と喜んでくれて

 

一緒にいた議員さんのスタッフさんも

 

タクマさんノセ方(声掛け)うまいですね〜

 

いつもの先生の笑顔でしたよ

 

と大喜びしてくれたんですよ。

 

 

もちろん、当選されたのでよかったです。

 

 

カメラに向かうと表情が硬くなる、政治家さんを撮影したおかげでね

 

僕のそれ以降の「声かけ」対する意識が

 

ガラッと変わったのです。

 

 

それでは、今日も1日

うカメラマンにはきたる

の気分で過ごしましょう

 

 

 

この写真は、選挙ポスターとは全く関係ありません(笑)
3年前の今日、スパイラルで開催した写真展の写真です。

楽しかった〜〜!!


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<カメラマン宅間國博・写真家タクマクニヒロ>のプロフィール。

カメラマンを目指して25歳で会社を辞め、試行錯誤しながら独学で30歳でプロカメラマンとしてデビュー。

仕事のジャンルは

今までに雑誌(SPUR/装苑/LEE/CanCan/MOREなど84誌と週刊朝日/+act./ViVi/with/大人のおしゃれ手帖/ザ・テレビジョン/non-noなど51誌の表紙)CDジャケット(aiko/矢沢永吉/Every Little Thing/TOKIO/今井美樹/織田裕二/水谷豊 その他)写真集、広告などでポートレートを中心の撮影をしています。

そして今はSNSで僕を見つけた一般の人からの依頼もあり、一般の人のポートレートも撮らせてもらっています。

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