Q:今までのわたしは、コンデジで好きなように写して、時どき「いい写真が撮れたな」程度で満足していました。
でも、ここ数ヶ月ほど「個展をしてみたい」「雑誌に載るぐらいのクオリティにしたい」と思いはじめ、一眼並みの性能を持つコンデジを思いきって買いました。
そこで、本や雑誌などで光の採り方や露出、絞りなどについて独学するようになりましたが、2ヶ月ぐらいたった今「何も考えずに撮っていたころのほうがいい写真が撮れていたな」というのが実感です。
やはり、いい写真を撮ろうと思ったら、光の使い方や構図、露出やピントなど基本と思われる勉強は必要なのでしょうか。
A:これは写真を撮り始めて自分の撮った写真が好きになってきて、友達なんかにも褒められてもっと上手くなりたい!!と、少し欲が出てきた殆どの人が通る「カメラマンへの道」だと思います。
僕が感じたことです。
まず、あなたが歩こうとしている「カメラマンへの道」の最終的目的地はどこなのか?
ということを決めることで・・その歩き方が見えてきます。
1-「個展をしてみたい。」
という事でしたら、別に写真の基礎を勉強しなくても大丈夫です。
なぜなら、個展をする会場にお金を支払えば誰でもできるからです。
審査のある会場は、審査に通らなければダメですけど・・殆どの個展会場はお金さえ支払えば誰でも個展はできます。
2-「雑誌に載るぐらいのクオリティにしたい」
これは、あなたに撮影を依頼してくれるクライアント、雑誌の場合だと編集者があなたに望む写真を撮れなければ依頼は来ません。
つまり、「雑誌には載らない」ということです。
ただ、基礎と思われる勉強をしていなくても、あなたが撮った写真を個性と認めてくれ気に入ってくれる編集者に出会えたら今のあなたのままでいいのです。
それは、編集者が今の写真の基本の勉強をしていないあなたの写真を気に入ったからです。
1つの個性として認めてくれたからです。
つまり、編集者が基本の勉強をしていないあなたの写真にオンリーワンの感性を見つけたという事です。
こういうカメラマンは写真集を出版できたり、今のあなたのままの個性で撮って欲しいという依頼が来ますので無理に基本を勉強する必要はないのです。
今のままのあなたの写真でいいのです。
でも、あの雑誌の仕事もしたい・・この雑誌の仕事もしたい・・
と思うのでしたら。
その雑誌の編集者が望む写真をあなたの個性で撮れなくては依頼がきません。
詳しく言うとですね。
例えば、ストロボを使えなかったら、暗い部屋の中での撮影ができないでしょ?
だからもし暗い部屋での撮影依頼をされたら「私は昼間の外の撮影しかできません」ということになります。
ストロボを使わなくても光量は大丈夫かなぁ~という暗い部屋で撮るには、露出とシャッター速度やASA感度のことを理解してた方がず~~と撮りやすいものです。
また、スタジオライティングワークを知らなければ、やっぱり編集者に「私は昼間の外の撮影は出来ますけど、スタジオでは撮れません」と言わなければいけません。
つまり、「あなたの個性で光があまり入らない部屋の中で撮って欲しいんですけど」とか「あなたの個性でスタジオで撮って欲しいんですけど」という依頼がきた時・・・
それらすべての依頼を断るしかありません。
もし「そんな撮影は断ってもいい!!」という強い意思があるのでしたら、今のままでいいのです。
でも「それじゃ~イヤ!!沢山の仕事をしたい!!」という意思があるのでしたら、
クライアントが望む写真が撮れるだけの技術を学んだほうがいいと思いませんか?
でも、これを決めるのは僕ではありません。
大切なのは、あなたが「どんな写真を撮るカメラマンになりたいのか?」「どんな仕事をしたいのか?」ということです。
すべてのことは、あなた自身に選択権があります。
「カメラマンへの道」を走ってる車にあなたが乗ってるとしたら、車の運転席に座ってハンドルを握るのはあなた自身です。
親でも、先生でも、まして僕ではありません。
「どうしたいのか?」「何になりたいのか?」ということを決めるのは・・
あなた自身です。
決めた瞬間からすべてが動き出します!!
サッカーでもテレビを見てて「楽しそうやってみよう!!」
と思って、友達とフットサルとかやると楽しいものです。
ところが、じゃぁプロになろう!!
と思ってサッカーに取り組むと・・それはそれは凄い練習が待っています。
ゲームは楽しくても、練習は想像以上に厳しいものです。
スポーツでもなんでもそうですけど、プロはお客さんからお金を頂くということです。
趣味だと、言ってみれば自分がお客さんのようなものなので、いつ、どんな被写体をどう撮ってもOKです。
でも、プロになると決められた日時にクライアントから求められるクオリティーの写真をあなたの個性で撮らなければいけません。
それを、楽しいと思える人はプロに向いています。
楽しいから、光の使い方や構図、露出やピントなどの基本の勉強また、ライティングや新しい機材や今ではデジタル処理という勉強も喜んでできるわけです。
人から見たら「大変ね~~」と思われることでも・・・
大好きなことの為なので・・楽しいのです。
もし、趣味でやるのでしたら、やりたくないことはしなくても大丈夫です。
でも、編集者やデザイナーというお客さんから撮影を依頼されるという、プロカメラマンになるのでしたら・・・
その人達から依頼された写真が撮れる為の勉強は必要だと思います。
これが僕が感じてることです。
僕は、カメラマンという職業は「これが100%正しい」ということはないと思っています。
他のカメラマンに同じような質問をしたら違った答えが返ってくるはずです。
また、専門学校の先生に聞いても違った答えが返ってくると思います。
今日書いたことは「あくまで、僕はこう思っていますよ」ということなので・・
これをどう受け止めるかはみなさんの自由です。
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5年後、10年後。。。
タクマさんの蒔いている種が
きっときれいな花を咲かせます。
そしてタクマさんは写真界の
花咲かおじさんと慕われるでしょう。
僕もがんばります。
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きっと本業も忙しいと思われるのに、
1読者にここまで丁寧なご回答をいただいて感激です。
ずっとモヤモヤしていたものが、スッと晴れました。
ありがとうございました!