Q:「仕事で写真を撮るのって、撮りたくないものも撮らなければいけない。撮りたいものだけ撮っていればいいってものではない」と言われたのですが、そうなのでしょうか?
A:これは、これから「カメラマン&写真家」を目指そうと思ってる人なら1度は考えることだと思います。
実は、僕の場合はカメラマンになろうと決めた時、そんなこと考えたことがなかったのです(笑)
自分は何が撮りたいとか、こんなテーマの写真が撮りたいというものを持っていなかったのです。
ただ、撮るものは何でもいいから写真を撮ること自体が好きだったのです。
今日の質問内容のことを悩む人は、カメラマンを目指していた頃の僕と違って、すでに撮りたいものがしっかりと決まってる人のような気がします。
じゃぁ、実際に僕がプロになってどうなのか?と言うとですね・・・
僕がプロになった当時は「カメラマンってなんでも撮れなければいけない」と思っていたので、依頼される撮影はなんでもやっていたのです。
人、建物、スポーツ、料理、商品、取材、風景・・などなど。
こういった何でも撮っていた時に・・・
「この撮影は自分には向いていないなぁ~」
「こんな下手な写真撮っていたらもう2度と撮影依頼が来なくなるな」と感じた分野の撮影を、自分の仕事から削除していったのです。
それは、建物、料理、商品でした。
この3つの撮影依頼が来た時は、正直に「僕は上手くないですから」と言っていたのです。
「その代わり、人物とかイメージ写真なら任せて下さい」と言った感じに「この分野だったら上手いですよ」という得意分野をアピールしたのです。
もし、商品撮影を断らずにやっていたらノイローゼになっていたのは間違いないですね。
そうやって、好きな分野をアピールしているうちに、人物だけでも・・・
モデル、アイドル、タレント、俳優、アーティスト、スポーツマン、文化人、一般人、子供、とメチャメチャ分野が広いことに気がついたのです。
人を撮ることは大好きだったので、上の中のどの人の撮影を依頼されてもうれしかったのです。
苦手な撮影を断って、得意な撮影だけをアピールしていたら・・
気がついたら好きなもの(人物&イメージ写真)だけを撮っていたのです。
だから、
「仕事で写真を撮るのって、撮りたくないものも撮らなければいけない。撮りたいものだけ撮っていればいいってものではない」と言われたのですが、そうなのでしょうか?
という質問への、僕の答えは
「撮りたくないものは撮らなければいい」
「撮りたいものだけ撮っていればいい」ということなのです。
撮りたいものだけ撮っていれば、ますますその分野のスキルが向上します。
好きだからこそ、オンリーワンのテクニックも生まれ、ますます仕事の依頼がくるようになります。
「本当は撮りたいものだけ撮っていたいけど、生活の為には撮りたくないものも撮らなければいけない」と感じてる人は、もしかしたら、撮りたいと思ってる分野で
「この人に撮影を依頼したい」と感じさせる、オンリーワンの写真を撮っていないからかもしれません。
また、これからカメラマン&写真家を目指そうとしてる人で「好きなものだけ撮っていたい」と思ってる人は、写真作家を目指せばいいと思います。
画家と同じで自分が描きたいものだけを描く生活です。
つまり、人から撮影を依頼されて撮るのではなく、自分が撮りたいものだけを撮って生活をするという生き方です。
ただし、生活に困らない収入、もしくは沢山収入を得たいと思ってる人は、今の僕のような「依頼されたものを撮る」というカメラマンを目指すより道は険しいと思います。
なぜなら、今の日本では写真をアートのように高額で購入するという習慣がないからです。
オンリーワンの写真を撮って発表できる人でなければ、これだけで収入を得るのは厳しいでしょうね。
写真作家の人は、専門学校や大学の講師をしながら、また、他の仕事をしながら、自分の作品を発表してる人が多いですね。
仕事をしなくてもいい家がお金持ちの人、
また、あなたが写真作家をやることを理解してくれて「あなたは仕事しなくていいですよ、好きな写真を撮ってていいから」と言ってくれる、よき伴侶がいる人です(羨ましい限りです)
でも、ごくごく少数の人は、オンリーワンの写真を撮るテクニックを持っているので、写真集を出版すれば売れ、個展をやればオリジナルプリントが売れ、企業の広告に使われ多額の報酬を得る、といった感じの優雅な写真作家生活を満喫されてる方もいます。
僕のように「基本的に写真を撮ること自体が好き!!」という人は「カメラマンへの道」を歩むことをお勧めします。
これは楽しいです。
なぜなら、どんな被写体でも撮ることが楽しいからです。
でも「自分が撮りたいもの以外は撮りたくない」という人は「写真作家への道」また「趣味として撮る」という道がいいのでは?と思います。
*プロは・・
自分が撮りたいものだけを撮るのではなく、撮影依頼されたものを依頼してくれた人が満足してくれるように撮るという行為ができる人です。
あなたは・・・・
*自分が満足したい為に、自分が好きなものをだけを撮りたいですか?
*撮影依頼されたものを、依頼してくれた人が満足してくれるように撮るという行為が好きなのですか?
どちらでしょう?
そこに、今日の質問の答えがあるような気がしますね。
同じように写真を撮ることが好きでも・・・
自分だけが喜ぶ為に撮るのと、
自分が撮った写真が人に喜んでもらえる為に撮るのとでは、喜びの感じ方が違うような気がします。
はっきり言えるのは・・・
人に喜んでもらえる写真を撮れる人は、収入を得ることができる選択技が広いということです。
あくまで、僕の考えですけど・・・
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いつも楽しく拝見させていただいております
私は人物の写真を見るのも撮るのも大好きなので
作品を作りながら依頼にも応えられるようになりたいと思っています
一つ質問をさせて下さい
先日初めてある雑誌編集部に写真を見てもらいに行くと
『この写真のオリジナリティーはどういう部分だとお考えですか』
といった質問を受けました
普段からあえて人と違う写真を撮ろうと意識して撮影しているわけではないので
説明を求められてもうまく答えられませんでした
写真を言葉で説明するというのは私にはなかなか難しいことです
タクマさんは写真を撮る時にオリジナリティーということを意識なさっていらっしゃいますか
又ご自分の写真のオリジナリティーはどういう部分にあるとお考えでしょうか
失礼な質問かもしれませんがお答えいただけると嬉しいです
『カメラマンへの道』の続きも楽しみにしております
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まずなんでもやってみること。
いいも、悪いもお客さんがおしえてくれますよ。
と、思います。
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いつも楽しく拝見させていただいてます。
大きくうなずいて納得しました。
楽しく写真を撮る。それにつきますね(^^)
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ありがとうございました
他人と比べていてもきりがないですよね
今まで通り自分の撮りたいように撮るようにします
自信が無いのでついつい人の言うことを気にしてしまうのですが
できるだけマイペースでやっていこうと思います
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いつも楽しく拝見させて頂いてます。
今回の質問は私自身もかかえていて、未だに解決していません。
宅間さんの、「自分が撮りたい写真を好きな撮り方で撮りまくる」という言葉で少し楽になりました。
「プロになりたいのか」の前にまずは撮りたいものを撮りまくってみようと思います。
大切なお言葉ありがとうございました。
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*なりむねさんへ
タクマさんは写真を撮る時にオリジナリティーということを意識なさっていらっしゃいますか ?
の答えです。
オリジナリティーとか僕がよく言ってるオンリーワンという言葉を聞いて
「人と違う写真を撮らなければいけない」という意味に感じてる人が多いと思います。
僕が思うオリジナリティーというのはですね・・
人と自分の写真を比べてオリジナリティーを生み出すのではなく、「自分は何が好きなのか?」という部分を突き詰めていって、「自分が撮りたい写真を好きな撮り方で撮りまくる」ということです。
その過程で「宅間の写真は○○さんに似てますねと言われても、まったく気にしません(笑)
まだ、だれも撮っていないからオリジナリティーがある!!よし、こんなテーマの写真を撮ろう!!では、廻りにどう思われるか?という気持ちが優先してるので、撮ってて楽しくありません、だから続きません。
誰になんて言われてもいいのです。
「自分が好きな被写体を、好きなテーマで、好きな撮り方で撮り続けていたら、人にあなたの写真にはオリジナリティーを感じますよ」って言われるようになるものです。
みなさんが、「タクマブルー」って名付けいてくれた僕のブルーノートの写真がそうです。
あと、今現在のカメラマン宅間國博としてのオリジナリティーは
実は写真ではなく・・・
・撮影が早い
・被写体とのコミュニケーションが上手い
なのです(笑)
写真もそうですけど、あなた自身の存在(仕事に対する取り組み方)がオリジナリティーになるのです。
人になんて言われても決して焦らないで、
マイペースで3歩進んで2歩下がるという気分で「カメラマンへの道」を歩んで下さい。
> > *ますいしんいちさんへ
> > 素晴らしいコメントありがとう!!
> >
> > *tsuu さんへ
> > そうですね!!
> > ・楽しく撮る。
> > ・好きなものを撮る。
> > ・好きな撮り方で撮る。
> > これをやってると、オンリーワンの世界が生まれてくるものです。
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みんな同じ悩みを抱えながら写真を撮っているんですね。
ついつい自分の殻に閉じこもって、一人悩み苦しんでしまっていましたが、なんだかホッとしました。
撮りながら、被写体と自分自身とに向き合いながら、模索の日々を繰り返していくしかないと感じています。
写真は一生を懸けて撮っていくものなんだなって、感じている今日この頃です。
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はじめまして、サカケンと申します。
僕も趣味で写真をはじめ、日々色々なものを撮ったり悩んだりしています。
ですがこの記事を読んで少し気分がスッキリしました。
自分のやりたい事をとことん貫き通せば少なくとも悪い結果にはならないと思いました。
またお邪魔させていただきます。