*この日は、天気に恵まれたお陰で青空の下で元気いっぱいの写真が撮れました。
「さすが晴れ男のタクマクニヒロ」と言いたいのですが・・・・
実際は晴れてはいたのですが、被写体の立っている場所は太陽は当たっていなくて完璧に日陰だったのです。
また、ここはスタジオの屋上だったのですが、被写体が立ってる場所の廻りは高いビルが立ち並んでいる場所だったので、被写体のYさんに普通にカメラマンの目線の高さに立ってもらって撮ると、廻りのビルや看板が写ってしまうのです。
そこで、80センチ四方のスタジオにある大きなサイコロ、通称「大サイ」の上に立ってもらいました。
つまり、僕が被写体より下から80センチ程上に立っている被写体を撮るということです。
僕が下から撮っているので被写体のYさんには、下にいる僕をあたかも目の前にいるという感じでポーズをとってもらいました。
こうやって下から上に向かって撮ることで、彼の廻りの建物や樹木や看板などがファインダーから消え、空だけになったのです。
建物や看板などがファインダーから消えたのですが、今度は日陰になってる彼にどうやって太陽を当てるか?とうことです。
実際の太陽の光を顔に当てる為には、Yさんに20m程上に上がってもらわなければいけません(笑)
これは物理的に無理です。
もしこのまま日陰でレフとか当てて撮っても、被写体の顔の明るさに露出を合わせるとバックの空と露出が3段くらい違うので、空が真っ白になってしまうのです。
また被写体の顔も体も日陰で撮ることで、からだ全体に光が廻って柔らかくなってしまい、「太陽の下の元気な笑顔!!」という感じを表現できません。
そこで、日中シンクロという技法で撮ったのです。
学生のみなさん、日中シンクロというのはストロボを部屋の中とかスタジオではなく、外で日中にストロボを使うという意味です。
実は、青空と言っても実際の空はこの写真のように真っ青な空ではなかったのです。
白っぽい青でした。
そこで、空の色を「濃い青」に見せる為に、被写体と空の露出を2段くらい変えたのです。
空の適正露出がf8だとしたら、被写体に当たるストロボの強さを2段強くしてf16にしたのです。
もっと分かりやすく言うとですね・・
白っぽい空が被写体より絞り2段程暗くなるようにしたということです。
こうやって空の露出を暗くすることで白っぽい空が、「青~~!!」になるのです。
なぜ、グレーではなく青なのか?
それはですね、空が白っぽい青だったからです。
もし、曇りの日だったら、この方法で撮っても暗いグレーの空になるだけです。
フイルムで撮っていた頃は、バックと人物の露出を厳密に計って撮っていたのですが、今は撮ってすぐにカメラのモニターを見ながら、被写体と空の明るさをすぐ確認できるので、顔色と空の色の調整と顔に当たってるストロボの光の角度の調整は楽でした。
もし、フイルムで撮っていたらあの短い時間内では撮れませんでしたね、本当にいい時代になりました。
つまり、この写真は被写体のYさんに青空の下に立ってもらって太陽の光で撮ったのではなく、ストロボで太陽光を作って撮ったということです。
青空をバックに太陽の光で撮った写真に見えるでしょ(笑)
この撮影では、被写体になって頂いたYさんが、僕より高い台の上に立っているにも関わらず、僕の目の前にいる感じで素晴らしい笑顔をしてくれたので、あっと言う間に撮れました。
写真は被写体で決まります「感謝!」
これが広告の撮影でしたら、被写体を台の上に上げたりとか日中シンクロなんて考えなくても大丈夫です。
なぜなら、広告の場合は、必要な写真を撮る為に必要なことをすべてやってから撮るからです。
今回の写真だったら、まず、青空がキレイな南の島(ハワイなど)に行ったりして、本当の真っ青な空の下で太陽が被写体に一番いい感じに当たる時間で撮ります。
広告の場合は、ロケハンをしっかりして撮影に一番適した時間で撮影できます。
雑誌の場合は、特に被写体が俳優さんやタレントさんやアーティストなどなど有名人の場合は、95%くらいの確立でこちらの都合のいい時間帯に撮影現場には来てもらえません。
だからロケの場合、カメラマンはその時の撮影時間帯に応じた対処を瞬時にしなければいけないのです。
お陰で、アイデアの引き出しが増えます(笑)
その経験が、次の仕事で生かせます。
何事も経験です。
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タクマさんへ
日中シンクロの青空ですか!
またまた目からウロコです。
ウロコ貯金がたまるばっかりです(笑)
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こんばんは
懇切丁寧な解説ありがとうございます!
いい勉強になりました!!
いえ、私にはネコに小判ですが….。
逆に、説明がなければ
日陰だったことも、周囲にビルがあったことも
想像もできません!
面白いお話でした~。
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*ますいしんいちさんへ
目からウロコ貯金、役に立つかどうかわかりませんけど(笑)貯めて下さい。
*kiki*さんへ制作秘話を知ると、同じ写真でも違った目で見ることが出来ておもしろいでしょ。