まず、右の写真は見てわかるように、被写体に向かって顔の左側に鼻の影とかが出ていますよね。
(これから、右側、左側と書くのは被写体に向かってカメラを構えた位置から見ての右側、左側と言う意味です)
だから、顔に当てているメインのライトは右側から当てているということがわかると思います。
今回は、この右側からだけのライトでは、顔の左側が暗くなりすぎるので、白パネルで顔の左側を起こして(明るくするという意味)います。
僕の好みは、コントラストが付いてる写真です。
カメラのモニターで顔の左側が暗く影になった絵を見て「かっこいい!!」と思ったのですが、この雑誌は若い人達が読む音楽雑誌やファッション雑誌ではありませんので「被写体の顔がよくわからないような写真は撮らない方がベターだな」と、僕自身がその判断をして、顔の左側も分かるように白パネルで起こしたのです。
あとは、被写体の後ろ側が暗かったので後ろの壁にもライトを当てています。
ということで、右側の写真は右側から1灯と被写体の後ろの壁に1灯の計2灯のライトを使っています。
*今度は、左側のソファーに座っている写真です。
これも写真を見ればわかると思いますけど・・・
被写体の手の影が顔に出ていますよね。
つまり、右側から結構強いライトを当てているということです。
ただ、右側のライトだけにしては、顔の左側も、表紙の顔の左側より明るくなっているということが分かると思います。
そうです、この写真は左側にもライトを当てているのです。
じゃぁ、右側のライトは被写体に対してどれくらいの角度から当てているんだろう?
と思った方、顔に出ている影をよ~~く見て下さい。
「顔に手の影がこういう位置に出るのは・・・」と考えると
右側から当てているライトの被写体に対しての角度が見えてくる筈です。
そうです、被写体の真横くらいの位置から当てているのです。
そして、最初に「この写真は左側にもライトを当てているのです。」と書きましたけど、被写体の顔に手の影がくっきりと出ているということは、右側のライトの光量の方が左側より強いということが分かるのです。
ということで、左側の写真も被写体の左側からと右側から1灯ずつ計2灯のライトを使っています。
被写体とライトの距離は?右側と左側の露出の値の差は?使ったカメラは?使ったレンズは?現像ソフトは何ですか?本番の写真ではカラーバランスか変えたのですか?」
・・・などなど、とにかくありとあらゆることを知りたいという人もいます。
でもね、そんに細かなことまで気にしてたら写真なんか撮れなくなりますよ(笑)
写真は数学ではないのです、つまり決まった答えはないのです。
その時に写真を撮るあなたが「今日はこんな撮り方をしたい」と思ったことが、あなたに撮っては正解なのです。
だから、僕が紹介した上の2点の写真を見てみなさんがやることは・・・
「自分だったら、こんな光で撮るな!」
「自分だったら、こんな表情を撮るな!」
というように・・・
「自分だったら、どう撮るだろう?」と考えることなのです。
人が撮った写真見て、自分だったらどう撮るだろう?とイメージトレーニングをすることで、知らない間にそのトレーニングしたことがあなたの中に蓄積されるのです。
そして、ワインが熟すようにあなたの感性の中に浸透していき・・・
いつか・・・あなたが、同じような撮影をする機会が訪れた時に、頭の中に「パン、パン、パン」とインスピレーションが浮かんでくるのです。
今日僕が言ってることも、「これが正解なんだ」と決めないで「あ~、タクマさんはこんな考え方のカメラマンなんだな~」という気分で読んで下さい。
★このブログで何か質問したいことがある人は、どのようなことでも大丈夫ですので遠慮しないで、このブログのコメント欄に質問して下さい。
僕が知らないことは「知りません」とはっきり言いますけど(笑)その時はお許し下さい。
あなたは……
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いつも、ためになる話をありがとうございます。影の部分を「白パネルでおこした」とあります。今回はハウススタジオの撮影のようですが、スタジオ撮影でないときはどの程度の道具を持参されるのですか?場所の詳細が分かれば事前にプランをたてることは、いつもの話で分かります。撮影場所の詳細がハッキリしないときの準備を何パターンかおしえていただけないでしょうか?道具はあれば便利ですが、多いとフットワークが悪くなりいつも悩みます。よろしくお願いいたします。