先日テレビ番組の中で、ある方が「夢を叶えるには、諦めないことです」と言っていました。
僕がカメラマン(写真家)になろうと思ったのは、大学生の時です。
あと1年で就職だ、という時に、カメラマンになりたいなぁ〜と思ったのですが・・
「写真が好きでもプロカメラマンになれる人は限られてる、趣味でやった方がいい」と、まわりのみんなに言われて
「確かにそうだ、趣味にしよう」と思い、大学のあった仙台の会社に就職しました。
ところが・・
会社に入って2年目になる頃には「やっぱり、カメラマンになりたい」という想いが沸々と湧いてきたのです。
多分、心のどこかで諦めら切れていなかったのでしょうね。
そして、25歳の時に会社を辞めて東京の専門学校に入学しました。
今は、25歳なんて歳でもなんでもないのですが・・・
当時は、この業界で25歳というと、プロカメラマンのアシスタントに付いて、そろそろ一本立ちするか〜という年齢でした。
僕の計画は、専門学校で2年間学んで、その後はどこかの出版社の写真カメラマンとして就職し、
毎月安定した給料をもらいながら写真を撮る仕事をする人生を送るというものでした。
ところが、この予定が崩れていくのです(笑)
1−専門学校に入ってから知ったのですが、出版社の社員カメラマンは大学の新卒者しか採用していなかったのです。
今はどうか知りませんけどね。
ここで、最初の、「毎月安定した給料をもらいながら写真を撮る仕事をする」という計画が崩れました(笑)
2−専門学校の2年目の授業料を支払うことができなくて、退学することになったのです。
ここで、専門学校で知らない写真に関しての色んなことを学ぶという計画が崩れました(笑)
3−「あ〜ぁ、どうやってプロになればいいんだろう?」と悩んでいたら、東京にはプロカメラマンが使うスタジオがたくさんあって、
そこでスタジオマンとして働けばいいということを知ったのです。
当時は今のようにネットもないので、なんの情報もなく東京に出てきた僕は、本当〜〜に何も知らなかったのです(笑)
「よし、スタジオマンになってプロカメラマンの仕事を学べばいい!」と決めて、都内のスタジオにいったのです。
今は、30歳過ぎてても、専門学校を出ていなくても採用してくれるスタジオがたくさんあるのですが、
当時は専門学校中退で26歳の僕を採用してくれるスタジオはありませんでした。
専門学校中退、社員カメラマンへの道も閉ざされ、スタジオマンにもなれなかった僕は
「やっぱりカメラマンになるのは難しい、諦めよう」とは思わなかったのです。
4−ラッキーなことに、専門学校先生の紹介で超有名なプロカメラマンのセカンドアシスタントに採用されたのです。
「これで念願のプロカメラマンになれる!!」と大喜び。
でも、大型カメラ、中判カメラの使い方、各種照明器具の使い方、などなど、撮影に関して必要なことを何も知らない
それらを1つ1つ教えてくれるんだけど、
あまりにも覚えなければいけない事が多くて、まったく覚えられない(笑)
また、都内の地理がまったく分からないから車移動で道を迷う迷う(笑)
などなど、とにかく、チーフアシスタントとカメラマンに迷惑を掛け続ける毎日の連続で、
朝から夜中まで怒鳴られる日々でした。
3ヶ月も経たない間に、髪の毛の一部が真っ白になり、胃は鉛のようになって飲みものしか受け付けなくなり、顔はげっそりやせて
朝は目覚ましの音で、心臓の鼓動が激しくなり、カメラマンの事務所に行っても、みんなと目を合わすことも口を聞く事もできなくなってしまったのです。
これは、そのカメラマンさんやチーフはまったく悪くないのです。
1度教えてもらったことを、まったく覚えない僕自身のせいなのです。
カメラマンさんは「なんて奴を採用してしまったんだろう」と嘆いていたと思います。
チーフは「お前みたいなバカ、初めてだよ」って、よく言われました(笑)
そして、せっかく掴んだ大チャンスの超有名なカメラマンのセカンドアシスタントを辞めたのです。
本当に、ご迷惑をお掛けしたと深く反省しています。
僕がカメラマンになって数年後に、毎日ご迷惑をお掛けしていたチーフと現像所でばったり会ったのです。
その時に「タクマ、本当にカメラマンになったんだ」って、びっくりしてました(笑)
25歳でカメラマンを目指して、東京に出てきて
1−社員カメラマンにもなれず
2−専門学校中退することになり
3−スタジオマンにもなれず
4−最後のチャンスのカメラマンアシスタントも続かず
・・・・と
僕自身の「カメラマンヘの道」の道が、ことごとく閉ざされたわけです。
普通だったら、4の段階で「あ〜もうこれでダメだ、カメラマンになるのは諦めよう」と思うはずなのですが・・・・
そうではなかったのです。
「カメラマンのアシスタントとしてはダメ人間だということはわかったけど」
「まだ、カメラマンとしてダメと決まったわけじゃないじゃん」と、思ったわけです(笑)
そして・・
「よし、こうなったら独学でプロになろう!!」と決めたのです。
つまり、カメラマンになろうと決めて東京に出てきて
色んな「〜〜になれず」を経験したけど、「カメラマンになる」ということは諦めなかったのです。
だから、今、こうやってプロカメラマンの仕事をしているわけです。
先日テレビ番組の中で、ある方が言ってた
「夢を叶えるには、諦めないことです」という言葉は、本当です。
夢を叶える方法は何通りもあります、
1つの道が閉ざされても、諦めないで2つ目、3つ目、4つ目と、自分が行けそうな道探し続けて、何度もトライし続ければ叶います。
今は、僕がカメラマンを目指していた頃と違って、カメラマンになる為に必要な多くの情報を得ることができますので
カメラマンを目指して頑張っている人、
これからカメラマンになろうと思ってる人
僕は、このブログを読んでる誰よりも、理解力がなくて物覚えの悪いダメ人間です(笑)
そんな僕でもプロになれましたから、1回や2回、3回や4回挫折したくらいで諦めないで下さい。
それでは、今日も1日
焦らずに、まわりと自分を比べず、
「今の自分がやるべきこと」にベストを尽くしましょう!!
僕の写真集ブルー・ノートより。
このブログで何か聞きたいことがある人は、どのようなことでも大丈夫ですので、遠慮しないでこのブログのコメント欄に書いて下さい。
僕が知らないことは「知りません」とはっきり言いますけど(笑)その時はお許し下さい。
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「1つの道が閉ざされても、諦めないで2つ目、3つ目、4つ目と、自分が行けそうな道探し続けて、何度もトライし続ければ叶います。」
断言してくれた事がとても嬉しかったです。
とても励まされました。
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夢を諦めない事!、タクマさんから教わった事ですね!
自分自身も、挫折してプロ写真家になる夢を捨てようと思った時に、自分が感謝の気持ちで渡していった写真を見て感動してくださった方に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
夢を追い続ける人は、また、別の夢を追う人に出会います。
別の夢を持つ人を応援出来る人は、自身自身の夢を応援してくれて、沢山の人に、自分という人間を紹介してくださいました。
タクマさんのワークショップでも教えてくださった、感謝の気持ちも忘れてはいけないと思います。
夢を追う事が出来るのは、誰かが見てくれたり、支えてくれるからと、最近、沢山の出来事の中で感じています。
まだまだ、遠い道のりの中でも、自分という小さな人間を応援くださる方の為にも、進んでいこうと思います。
長文、失礼致しました。