高級なレンズで撮った方が、いい写真が撮れる?

By | 2016年3月3日

先日、アマチュアカメラマンの人達を対象にした写真教室で

同じカメラで撮る時には、値段が高いレンズで撮った方がいい写真が撮れると思って

高いレンズを購入しようと思っているのですが、宅間さんはどうお考えですか

という質問をされました。

実は、僕自身そのことが気になって試したことがあるのです。

1−僕が使っているカメラメーカーのf1.2の50ミリ単焦点レンズ

2−カメラメーカーのf1.8の50ミリ単焦点レンズ

3−海外のレンズメーカーのf1.4の50ミリ単焦点レンズ

4−カメラメーカーのf2.8の24〜70ミリのズームレンズで50ミリで撮る

1〜4のテストを、

アシスタントに同じ被写体を、同じ場所で、同じ絞りで撮ってもらい、

僕は、どの写真がどのレンズで撮ったのか分からない

という状況で、どの写真がどのレンズで撮ったのか当てるという方法です。

さずがに、4はすぐにわかりましたけど・・・

それ以外に関しては、

どの写真が、どのレンズで撮ったのかすぐには分かりませんでした。

そこから大きなモニターでじっくりと見てみると、

2と比べると1と3の方が「ボケ感がいいかもね」という感じで2が分かりました。

ただ1と3は、どちらの写真がどのレンズで撮ったのか?

まったく見分けがつきませんでした。

特に3は、海外の超有名なレンズだったので、

写真を見た瞬間に、

そのボケ味や肌のしっとり感の違いがすぐわかると思っていたのですが、

僕には分かりませんでした。

レンズに詳しい人が見たら、すぐに見分けることができるのだと思いますけどね、

僕はダメでした(笑)

答えを知らされた後、

今度は僕がすべてのレンズで撮ってみて、それぞれのレンズの違いが分かりました。

何が違ったのか?というと・・・

それは、

自分好みの重さ、触った時の感覚、使いやすさ、

解放値にした時の見え方などなどが、微妙に違っていたということです。

「じゃぁ、どれがいい!!」となると・・・

なんと、2と3だったのです(笑)

そのレンズが、僕には使いやすかったのです。

僕にとって使いやすいということは・・・

「今この瞬間を撮りたい!!」と思った時に、

シャッターチャンスを逃すことなく撮れるということです。

つまり、それが僕には

「いい写真が撮れるレンズ」なのです。

このテストを通して僕が感じたのは

カメラメーカーの 「純正のレンズじゃなければ、いい写真が撮れない」とか

純正のレンズでも「値段が高いレンズじゃないといい写真が撮れない」とか

「ズームより単焦点レンズの方がいい写真が撮れる」とか

「海外のレンズの方がいい写真が撮れる」ということではなくて

そのレンズを使って写真を撮る自分が

「使いやすい」とか

「そのレンズの写り方が好き」と感じたレンズが、

自分にとって「いい写真が撮れるレンズ」なのです。

写真というのは・・・

「高級カメラ、高級レンズを使ったからいい写真が撮れる」というものではありません。

撮る被写体が、風景でも、動物でも、スナップでも、モデルさんでも・・・

撮るのは 「今この瞬間を、こう撮りたい!」 と感じるあなたの感性なのです。

人が持ってるカメラやレンズを見て

「あ〜〜あのカメラさえあったら」

「あのレンズさえあったら」と嘆くより

あなた自身の感性を高めましょう。

感性を磨くのにお金は掛かりませんから。

そして、お金が貯まったら欲しいカメラやレンズを購入すればいいのです。

今年は、初心者の人達を対象にした、写真をうまく撮る方法を教える写真教室を

4月5月6月にも開催します。

これは僕が主催のいつもやってるオープンワークショップではなくて、依頼された写真教室です。

クライアントさんに、ご迷惑をおかけしてはいけないので

自分のワークショップ以上にプレッシャーが掛かりますね。

それでは、今日も1日、今の自分がやるべき事にベストを尽くしましょう!!

111123-1

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