お金がないからと、諦めないで・・・

By | 2016年5月21日

「カメラマンへの道」とは関係ない話です(笑)

僕が大学生だった時の話。

僕は映画が好きだったので、映画研究部に入部しました。

部活では映画も作っていましたけど、

当然、映画を観るのも大好きでした。

当時は、今のようにツタヤなんかなかったので

映画を見るには、映画館に行くしかありませんでした。

でも、学生の僕には映画代が高い!!

でも、観たい!!

でも、お金がない!!

ここで

「お金がないから観たいけど我慢しよう」と、僕は思わないのです(笑)

とにかく、観たいのです!!

そこで「なんとか映画をタダで観る方法はないものか?」と

毎日、毎日、勉強などしないで考えるわけです。

そしてある日

「おっ、これはいけるかも?」というアイデアが浮かんだのです。

今もそうだけど、

少しでも安く映画を観たい人は、前売り券を購入していました。

当時は、今のようにネットなどないのでわざわざ映画館に行って前売り券を買っていたのです。

そこで、僕が考えたのは

僕が映画の売り券を10枚売って、映画館から手数料ではなく

招待券を1枚もらうという案でした。

映画館にとって、招待券は現金ではなくて、ただの紙切れなので

僕に1枚渡しても、痛くもかゆくもないと思ったわけです。

学校をサボって、当時仙台で一番大きな映画館に行き

「⚪︎⚪︎大学の映画研究部のタクマといいます」と自己紹介をして

この案を話したのです。

それも、売った前売り券が10枚に達しなかった場合は、9枚売ったとしても招待券は入りません。

という条件で提案しました。

映画館の支配人は

「きみ、おもしろいこと考えるね(笑)まかせましょう!」と、即決してくれたのです。

もし、今だったら

本当に大学生なのか?とか前売り券の受領書などを書いたりと

いろいろ大変だと思うけど

当時は、みんな人を信じてたので

「きみにまかせるよ、はい前売り券10枚」という感じで、即座に交渉成立です(笑)

さぁ、次はどうやって売るか?です。

そこで、考えたのが学生が一番多く集まる場所でした。

それは、学食です。

それから、毎日、学食で映画の前売り券を売ったわけです。

僕は映画大好きなので、売る時に

「この映画は〜〜という映画でここがおもしろいですよ!」とか

「この映画、彼女と行くといいよ!」と、

その映画に合わせたセールストークを考えて、売っていました(笑)

おもしろいことに・・・

僕が前売り券を売ってるということが認知されるようになると

学食を歩いてると、向こうから

「タクマ君、〜〜という映画の前売り券2枚予約!」という感じで

声をかけてくれる学生が、どんどん増えていったのです。

学生にとっては、わざわざ映画館に行かなくても、学食で買えるわけですからね。

昔の大学は今みたいに、なんでも買えるような購買部などなかったので助かりました。

こうやって、一番多く売った時は、100枚を超えた時があります。

映画館の支配人はメチャメチャ喜んでくれ

「きみ、大学卒業したらうちで働かないか?」って誘われました(笑)

100枚を売ったら、僕の手元に招待券が10枚入ります。

今度は、僕が見るために必要な1枚以外、残りの招待券を

前売り券より安い値段で売ったのです。

これは、毎回即日完売でした(笑)

あと、映画館に前売り券を売ったお金を持って行った時に

その映画館で上映した今までの映画のポスターが、何十種類も捨てられてるのを見たのです。

僕は「これ売れる!」と閃いて(笑)

支配人に「この捨ててるポスターもらってもいいですか?」とお願いしたら

「いいよ、何枚でもあげるよ」と言ってくれたので

自分なりにセレクトして、結構な枚数もらいました。

そのポスターを、パネル張りが得意なデザイン研究部の連中に

「このポスターパネル張りにしてくれる?」と、1枚数百円でお願いして

すべて、部屋で飾れるようにパネル張りにしたのです。
(当時は、今のような貼れパネのような便利なものがなかったのです)

そのポスターを

人がいっぱい集まる、文化祭の時に販売したわけです。

すると、あっという間に完売!!

好きな映画はただで観れる

その上、お金を稼ぐこともできる

本当に趣味と実益を兼ねて楽しい学生生活でした。

これも、今のようにネットでなんでも購入できるという時代だからできたと思います。

もし僕が

映画を観たい、でもお金がない

我慢しょう。

で終わってたら、こんなにおもしろい経験はできませんでした。

あなたも

「〜〜があったらできるのにな〜」で、諦めるのではなくて

「〜〜がない」ところからスタートして、毎日毎日考えると

いいアイデアが浮かぶかも?しれませんよ。

以上、「カメラマンの道」とは関係ない話でした。

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「それでは、今日も1日、今の自分のやるべきことにベストを尽くしましょう!!」

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3 thoughts on “お金がないからと、諦めないで・・・

  1. ますいしんいち

    タクマさんへ、
    写真の才能だけではなく、素晴らしい発想力をお持ちだったんですね。
    それもこれも「好きだ」「欲しい」から生まれて来るんですね、キットカット(笑
    勉強になります。ありがとうございます。今日も笑顔で!

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      ますいさんへ
      「好き!」は、アイデアを生み出すエネルギーの元ですね(笑)

      Reply
  2. sekina

    宅間さんのAbout Meを熟読(笑)した私には、なんか想像できる学生時代ですねー。おもしろい!!

    先日の印税のお話を読んで、写真でお仕事される方って勇気があるなーと思ったんです。
    ひとつの仕事に対する価値が一定じゃないじゃないですか。

    でも学生時代から学んでいたんですね。”手に入るかもしれない(あくまでの予測)価値”への労力を惜しまないこと。
    どんな経験も無駄じゃないですね。

    少し前の波長のお話。聞いてみたいことがありました。
    波長が合う時は最高のお仕事ができそうですが、”合わないとき””どうしても相手の波長を掴めないとき”ってありますか?そんなとき、宅間さんなら一体どうやってお仕事するのでしょうか?
    教えていただければうれしいです。

    Reply

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