ポートレイトを黒い背景で撮る。
この写真はスタジオではなくて、街の中で背景が黒くなる場所を探して撮りました。
街の中での撮影では、ビルとビルの間、通路、屋根のある駐車場、大きなマンションのエントランス、などの手前に人物を立たせて、望遠で絞りを開放値に近くにして撮れば、
背景がその場の、見た目以上に真っ黒になるのでオススメです。
望遠レンズで後ろをぼかすと、本当に黒くなります。
この写真の背景は、実際は薄暗いグレーです。
それを、70〜200mmズームレンズの200mm相当でf2.8で撮ると、
後ろがボケて真っ黒になります。
これが50mmくらいのレンズだと、色んなものが写り込んで濃いグレーにしかなりません。
被写体の頭の上にある光は、非常灯です。
真っ黒より、アクセントになると思って作為的に入れました。
外で、背景を真っ黒にしたい時は
目で見て真っ黒に見えていなくても望遠で撮れば、いい感じの黒になります。
ビルとビルの間、通路、屋根のある駐車場、大きなマンションのエントランス、
影になってるコンクリートの壁、などなどの手前に人物を立たせて、
望遠で絞りを開放値に近くして撮れば、背景が真っ黒になりますので
あなたも外で黒い背景で撮りたい時は、そのような場所を探してトライして見て下さい。
それでは、今日も1日「笑う人には福来たる」で過ごしましょう。
今発売中の+act. ( プラスアクト )―visual interview magazine 2017年 1月号に掲載されている写真です。
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