写真展「Kind of blue+」に展示する、僕の写真がなぜ青いのか?
今回展示する写真のうち、風景写真はすべてコンタックスT2という
コンパクトなフイルムカメラで撮っています。
フイルムと言っても、あなたが知ってるフイルムではなくて
ポジフイルムで撮っているのです。
「ポジフイルムって何?」と思った人は、ネットで調べて下さいね。
そのポジフイルムで撮った写真を、クロス現像という処理で現像しています。
「クロス現像って何?」と思った人は、ネットで調べて下さいね。
僕が説明するより、ネットの方が確かですから(笑)
ポジフイルムをクロス現像することで、
出来上がった写真のコントラストと彩度が強調されるのです。
だから、空のブルー、海や湖のブルーが、見た目以上にブルーになるのです。
最初は、空がスカッ〜〜と晴れた日だけしか撮っていなかったのですが、
曇りの日の写真も
「晴れた時と同じようなブルーにしたいな」と思うようになり
プリントする時に、僕の好きなブルーにするようにしたのです。
今は、当時使っていたポジフイルムは手にはいらないのですが(多分)
あなたが、使ってるデジタルカメラで撮った写真でも
タクマブルーの写真は簡単に作れます。
それは僕が当時やっていたクロス現像を
フォトショップやLightroomという現像ソフトを使ってやればいいだけです。
方法は・・・
1−タクマブルーにしたい写真を選ぶ、
最初は、青い空や海が写ってるものを選んだ方がいいです。
2−コントラストを強くする
コントラストを強くした時点で、空のブルーが海のブルーが濃くなるのがわかると思います。
3−コントラストだけでは物足りない場合は、彩度を強くする
空の青色の濃度が強調されます。
空以外の緑の木や赤い花などが写っていると、緑や赤という写真に写っている
色があるものすべての色が強烈に強調されます。
2と3の強さはあなたの好みです。
これで、あなたも写真もタクマブルーの写真になります。
写真展の写真はクロス現像をしているので、粒子のざらざら感が凄いです(笑)
粒子というはデジタル用語でノイズのことです。
デジタルカメラで撮った、
ノイズがないキレイな風景写真を見慣れている人には
びっくりするほどのノイズです(笑)
でも、僕はこの粒子感が大好きなのです。
もし、ブルーノートの写真のようにノイズ感を出したいのでしたら、
フォトショップやLightroomでノイズを強調して下さい。
ノイズが多い少ないというようなことは、カメラマンの好みなので
撮った本人が好きだったらいいのです。
写真は数学のように1+1=2というみたいに、
決まった答えはありません
撮ったあなたが「これ好き!」と感じたら、
それがあなたにとっての正解なのです。
ここで、勘違いしないで欲しいのは
あなたが、自分自身の為に撮る写真のことですよ。
クライアントさんから依頼された写真は
クライアントさんの「これ好き」が正解ですからね!
それでは、20日(火)〜25(日)にお会い出来るのを楽しみにしています。
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