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写真家のレタッチに関して

By | 2015年9月27日

先日、初めてのクライアントさん(雑誌)の仕事をさせてもらいました。

僕の場合は撮影後に、写真をセレクトしてJPEGのデーターをクライアントさん(編集部)に送ります。

クライアントさんが本番で使う写真をセレクトして、その写真のNOがメールで届きます。

今までは、本番で使われる写真の明るさ、コントラスト、彩度、などを微調整して、その後

僕の場合は殆どが人物撮影なので、カメラマンの僕が気になる箇所があったら

その部分をレタッチで修正して(例えば肌をキレイにする)クライアントさんに収めます。

そして、それ以外で細かな修正箇所がある場合は、すべて印刷する時に修正してもらっています。

つまり、クライアントさん(デザイナーさん)が印刷所に修正依頼をするのです。

ところが、先日初めての撮影をさせて頂いたクライアントさんは、本番で使用する写真が決まった時に

カメラマンさんへのお願いとして、とても細かな修正箇所の指示もあったのです。

・顔のシワ・シミ・吹き出物・目の下のクマ・目の白い部分を白くする・歯を白くする・髪の毛をすっきりさせる・手の傷とシワ・モデルの背景に映っている細かなモノ・フローイングのキズ・テーブルのキズや汚れ・カップの汚れ
などなど、もの凄く細かな修正指示がありました。

僕は、その指示の細かさを見て

「これってデザイナーが印刷所に指示をすることなんじゃないの?」と思ってしまいました。

どうみてもデザイナーが印刷所に校正指示をしているのと同じくらい細かな指示だったからです。

デジタルカメラを使うようになって、ここまで細かくレタッチ修正の指示があったのは、初めてでした。

僕は頭に「?」が浮かんだら、すぐ質問する人なので(笑)

クライアントさんに「他のカメラマンさんもここまで細かいレタッチをしているのですか?」と聞いたら

「はい、うちはこういったレタッチ(修正)は、すべてカメラマンさんにやってもらっています」という返事。

他のカメラマンさんがやってるんだったら

「僕の事務所では無理です」なんて言えないので(笑)

修正指示があった箇所すべてのレタッチをしたというわけです。

文章では1行にも見たないけど、レタッチ作業って何時間も掛かるのです。

あと、「ここまでで大丈夫かな?」って、どこまで修正していいのか分からなくなるのです。

気がついたら、違う人の顔みたいになったこともあります(笑)

長々と書きましたけど・・・

今日は何を話したいのか?と言うとですね。

これからプロカメラマンを目指している人は、

レタッチのスキルは、「私は写真が撮れます」ということと、同じレベルで絶対必要条件になるということです。

クライアントさんのからのレタッチ(修正)の要求度合いは、毎年どんどん増してきています。

「お金がないから加工ソフトが購入できない」とか「自分には必要ない」と思っているあなた

あなたが、将来プロカメラマンを目指しているのでしたら

今から、レタッチの習得をすることをオススメします。

仕事がなくて暇な今だからこそ、その時間を将来に生かせるのです。

プロになって、撮影依頼が来てからでは遅いのです。

今は、というか随分前からなのですけど

写真を撮る+レタッチができる=クライアントさんが望むプロカメラマンの仕事なのです。

今日僕が言ってるのは、僕と同じような商業写真家(クライアントさなら撮影を依頼されて写真を撮る)を目指している人への伝言です。

自分が撮りたい写真だけを撮ってそれを発表するという写真作家を目指してる人は、関係ありません。

レタッチするしないはあなたの自由ですから。

それでは、今日も1日

焦らず、まわりと自分を比べず、

今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!

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