Q:私はCDのジャケットや本の表紙の写真を撮る仕事がしたいと思っています。
自分の写真を売り込みにいく時に持っていくブックに関して、お聞きしたいことがあります。
ブックは、自分の得意な写真でまとめた方がいいのでしょうか?
それとも自分が、アーティストのCDジャケットの仕事をやりたい
こういう本の表紙の仕事がしたいと、思っている本に合わせたブックを作るべきなのでしょうか?
また、本を作っている編集者やCDのデザイナーは、どのようにしてカメラマンを選んでいるのでしょうか?
A:僕が経験から得た返答です。
本の装丁の写真などを決める編集者やCDジャケットのデザイナーは、
営業に来たカメラマンのブック(作品)の何を見てるのか?
それは、あなたが
「どのような写真を撮るカメラマンなのか?」
「何が得意なカメラマンなのか?」
という部分を見ています。
色で例えると、
あなたは、何色が得意なカメラマンなのか?ということを知りたいのです。
もし、あなたがブルーが得意だとしたら
本の装丁を担当している編集者やデザイナーが
「今回はブルーテイストの写真にしたい」と思った時に、
「そうだ、この前営業に来たブルーが得意なあなたに撮ってもらおう」
という感じで、あなたにオファーが行くのです。
だから、あなたが
「私はこんな写真が撮れます」
「私はこの分野の写真が得意です」
という感じで
あなたの色が明確に表現されているブック(作品)を作って営業すればいいのです。
向こうのテイストに合わせる必要はありません。
あなたが好きなCDを製作しているレコード会社や
CDのデザインをしているデザイナーに営業すればいいのです。
デザイナーは、ネットで「CDジャケット デザイナー」というような関連単語で調べれば見つかります。
小説の表紙への営業は、各出版社の小説を製作している部署に営業すればいいです。
もし、「この本の表紙の写真好きだな」と思った本があれば、裏に編集者の名前が書いてあるので、その人にコンタクトを取れば大丈夫です。
あと、本の装丁をしているデザイナーにも営業したほうがいいですね。
ネットで「書籍 装丁 デザイナー」というような関連単語で調べれば見つかります。
本の作っている編集者やデザイナーは、カメラマンの年齢に関係なく、
日々・・・
新しいテイストの写真を撮るカメラマンに出会いたいと思ってますので
躊躇しないで、トライしてみてください。
例えば、ネットで調べて
どのデザイナーさんが、どの出版社が自分に向いているんだろうか?
なんて、悩む必要はありません。
調べた箇所、すべての人に写真をみてもらえばいいのです。
あなたというカメラマンをできるだけ、多くの人に知ってもらったほうがいいのです。
大切なのは
「これが私です」というブックを作ることです。
「これも撮れます、あれも撮れます」という作品では
あなたが、いったい何が得意なのかわからないので
何年経っても撮影依頼はきません。
僕のマンツーマンワークショップに参加される人は、
ほぼ90%の人が、色で例えると12色くらいのカラーを見せて
何色が得意なのか?わからないブックを作っています。
だから、僕が1からブックを作り直します。
僕が修正したブックを見て
みなさん「これ、いいですね〜!」って
自分の作品を見て、笑顔になるんですよ。
そして、自信に満ちた顔になります。
この話は、次回、詳しく書きますのでお楽しみに。
今日、書いたのは
CDのジャケット写真や本の表紙のカメラマンを決めてるクライアントさんへのブック製作の話です。
雑誌などへの営業の場合は、
その雑誌のテイストにあっていないブックを持っていってもダメですよ。
また、地方カメラマンの営業方法、
個人を対象にしているカメラマンの営業方法は、
今日書いたのとはまったく違いますので、誤解されないようにお願いしますね。
それでは、今日も1日、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!
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