・ブルー・ノートの色の出し方

By | 2010年10月30日

A:「ブルー・ノートの青はどうやって出すのですか?」という質問が、9月に開催したオープンワークショップに参加された人と、先日の高校での講演に参加してくれた生徒さんからもありましたので、お答えします。

Q:ブルーノートはコンタックスT2というフイルムを使うカメラを使って、シャッタースピードと露出などすべてオートで撮っています。

なぜ、オートなのか?

それは、「あっ撮りたい!!」と思った瞬間にシャッターを押したいからです。

「露出はどうしよう・・シャッタースピードはどうしよう・・」と考えてる隙に、僕の撮りたい瞬間を逃がしてしまうからです。

使用してるフイルムはコダックのEPP&EPRです。

どちらも、ポジフイルムでそれを現像する時に「クロス現像」という現像方法で現像してあのコントラストを出しているのです。

ISO感度が低いフイルムの方がコントラストが強いです。

クロス現像についての詳しく知りたい人はインターネットで自分で調べて下さい、僕はそこまで親切ではありません(笑)

寒い季節11月~2月は空気が澄んでるので晴れた日の空は青がより美しいです。

この季節は普通のフイルムでとっても、夏に撮った空よりコントラストがついて青い色に写ります。

それを、コントラストがつくクロス現像をすると、もっとコントラストがつくので、青い空がもっと深く、濃い、青になるのです。

今のあなたが撮ってもブルーノートと同じような青い空の写真が撮れるはずです。

ただ、空気がもや~~としている夏の空は、見た目が白い青なのでクロス現像で撮ると、青ではなく白い空になります。
コントラストが強いので、白っぽい空の色がもっと白くなると言うことです。

だから、ブルーノートの殆どの写真は空が青く澄んでいる寒い季節に撮っています。

ただ、空が青くない曇りの日に雲の表情がドラマチックだから撮った写真は、クロス現像では全体の色が白くなるので、そういった写真は暗室でプリントをする時に、青色を強調してプリントしています。

だから、曇りの日の写真は実際の青ではなく、僕の頭の中で創った青色というわけです。

ただ、寒い季節の空気が澄んだ晴れた日に撮った写真は、誰がどこでプリントしてもあの「青」になります。

そして、「ブルーノート」の続編「カインド・オブ・ブルー」は、なんとコンパクトデジカメで撮った写真が4~5点だけあります。

デジカメは、クロス現像をしなくてもあとからコントラストを自由にできます。
また、色も、好きな青にすることができます。

ただ、コンタックスT2で撮った写真と比べると、あまりにも粒子がきれいなので、わざと粒子を荒らして写真集を見た人が違和感がないように調整しています。

つまり、クロス現像という現像方法をしなくても、みなさんが今持ってるデジカメで誰でもブルーノートのようなテイストの写真は撮れるということです(笑)

それでは、あなたのオリジナルブルーノートを撮って楽しんで下さい。

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