これは、俳句の世界では知らない人がいない、と言われる有名な方の本の表紙の為に撮らせてもらった写真です。
ご高齢の方なので、撮影場所はお住まいの近くにある公園で撮ることになりました。
本の表紙をデザインされるデザイナーさんから本人の背景は深い緑がいいので、そういった場所をバックに撮って欲しいという要望がありました。
僕は「木が多い公園だったらどちらを向いても被写体の背景は緑にはなるだろう」と安易に思っていたのですが・・・
撮影する公園をロケハンしてびっくり!!
本人の背景が深い緑色に写りそうな場所は、一カ所しかなかったのです。
「一カ所でもあったら、いいじゃないですか」と思われた方・・・
そうじゃないんですよ(笑)
晴れた日にその場所に立ってもらうとですね、撮影する時間帯は太陽が被写体の顔に斜め真上から直接当たるのです。
男性だったらいいのですが、女性の場合、目の下、鼻の下、アゴの下に影がくっきりと出るわけです。
また、顔のシワも影が出て強調されるのです。
そして、眩しいので眼がクリアーに明けられません。
広告だったら、太陽の光を柔らかくする為に大きな布を張ったスタンドを立ててセットするのですが、雑誌や単行本の表紙のような撮影ではそこまで予算がでないのでそんなことはできません。
そこで、晴れ男の僕は・・
「当日は晴れないで欲しいなぁ」といつもと反対のことを思ったのです。
そして、撮影当日の朝起きたら・・・・なんと
雨がザァザァ降っているのです(笑)
しまった!!
「晴れないで欲しい」と思うのではなくて「曇って欲しいだった」と、反省したわけです。
事務所から公園に行くまでに雨が止んでくれればいな、と少しの希望を抱きながら公園に行ったのですが・・・
雨は勢いよく降っていました(笑)
公園の撮影許可を昼の12時まで取っているということだったので・・・
ギリギリの「11時30分くらいまで天気待ちをしましょう」ということになり、11時30分頃まで2時間程、近くにあったホテルのカフェでお茶&ケーキなど食べながら天気待ちをしたわけです。
こういった待ち時間は何をするのか?というと・・・
僕の場合は、撮影スタッフを退屈させないようにですね、僕の今までの笑える失敗談を話して笑わせるのです(笑)
2時間くらいだったら、そういった話だけで時間はつぶせるのです。
落語家みたいでしょ(笑)
そして、僕がみんなを笑わせている間に・・・
空は、雨がやんで曇り空になったのです。
「タクマサん、雨やみましたよ」よいうスタッフの声で、撮影開始です。
デザイナーさんが望んでいたような被写体の後ろが深い緑に写る場所で・・・
曇り空のお陰で、スタジオの中にフロント紗幕をセットしたような柔らかい光の中で撮ることができたのです。
ただ、曇り空の下で撮ったので、撮った時の写真全体の色合いは彩度が落ちてグレーでした。
服の淡いブルー、ネックレスの青、顔色、バックの緑などすべての色がグレートーンになっていたのです。
そこで、撮影後にまず、色温度を晴れのような色合いに調整してから、今度はブルー、グリーン、マゼンタ、オレンジなどの彩度を調整して、服、ネックレス、顔色、口紅、背景の緑の色合いを撮影時に見た時の感じが出るようにしたわけです。
あと、アゴの下の影を明るくするのと、正面を向いた時に眼の中にキャッチライトを入れる為に腰くらいの位置から銀レフを当てています。
雨が降っていたので結構寒かったのですが・・・
春の服装をしていたにも関わらず穏やかな笑顔をしてくれたお陰で、柔らかい陽に包まれた優しい感じのいい写真が撮れました。
みなさん、外での撮影がある時は・・・
くれぐれも、「晴れなければいい」なんて思わないないようにね(笑)
それでは、今日1日、今の自分がやるべき事にベストを尽くしましょう!!

*NHK出版→NHK俳句 花鳥諷詠そして未来
*このブログで何か質問したいことがある人は、どのようなことでも大丈夫ですので遠慮しないで、このブログのコメント欄に質問して下さい。
僕が知らないことは「知りません」とはっきり言いますけど(笑)その時はお許し下さい。
あなたは……
スタジオライティングのことを知らないから、カメラマンにはなれない!!
と、諦めていませんか?
プロになる前の僕がそうでした。
プロが撮った写真を見て 「どんなライティングで撮ったんだろう?」って、思いませんか?
僕も独学でカメラマンになったので、今のあなたの気持ちがよくわかります。
そんなあなたの為に・・・
スタジオ撮影が未経験の人でもプロのライティングが簡単に学べるDVDを制作しました。
実は、スタジオライティングを学ぶことはあなたが想像しているより簡単なのです。
「ライティングのコツ」を知ればいいだけなのです。
僕が雑誌の表紙やグラビア撮影で実際に使っている、プロのライティングを簡単に学べる
★DVDは6つあります★
↓ ↓
詳しいことはこちらから
特に人気のあるのはこの2つです。
↓ ↓
プロのスタジオライティングが学べるDVD1→紹介動画
室内でクリップオンストロボを使ったライティングが学べるDVD5→紹介動画
自然光は入らない場所でも、自分の得意な光(ライティング)を作れるカメラマンは強いです。
「自分はこの光で撮ればいい写真が撮れる」という、圧倒的な自信が生まれるからです。
「ライティングに自信がない」 「プロのライティングテクニックを知りたい」という人は、
ぜひ僕が制作した→DVD を見て下さい。
☆☆「少しも役に立たなかった」と思った人には、全額返金していますから安心して下さい。
★「カメラマンになりたい」 「写真で稼ぎたい」という人の為にマンツーマンワークショップをやっています
↓ ↓
詳細はこちらをご覧下さい
★宅間國博のHPは→こちらから
★クリップオンストロボの周辺機材のことでしたら→エンジョイカメラ.JPさんが、オススメです。
★クリップオンストロボの周辺機材の使い方を学べるブログです→NPLUGGED STUDIO
*このブログへのコメントは、管理者が確認してからアップしますので、コメントしてからすぐにアップされなくても心配しないでください。

SECRET: 0
PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
タクマ先生
こちらのエピソードとても参考になります。
でも、もしやっぱり雨が止まなかったらどうされていたのか、
2時間のカフェで面白い話をされながらも、先生は考えておられたことと思います。そのときの対応策も是非教えてください。
よろしくお願いします。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
タクマさん
写真の女神様に気に入られていますよね!
私は比較的、くもりも多くて、、、
雨はほとんどないんですが、昨年のCDジャケット撮影の時には、時々土砂降りの雨!
室内の撮影もあったので良かったのですが、どうしても夕日の中での写真は欲しい。
公園で雨を避けながら撮影しつつ、「夕日が欲しいなぁ・・・」と思っていると、雨が上がった瞬間に思っていた通りの夕日が!
「撮りますよ!」と雨の雫の残る芝生に行き撮影!
夕日はあっという間に沈んでいきますから結構焦りましたが、イメージどおりの写真が撮れました!
写真の女神様、ありがとう!
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
* sdeiさんへ
よかったですね〜〜。
その時の sdeiさんのドキドキ感、手に取るようにわかります(笑)
これからも、クライアントさんが喜んでくれるいい写真を撮って下さい。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
雨、曇り空、背景云々の技術論以上に、、、『春の服装をしていたにも関わらず穏やかな笑顔をしてくれたお陰で』とありますが、モデル様の表情を引き出す宅間さんの話術、人柄、オーラ(?)があってこそ撮れた写真だと思います。 何て穏やかで朗らかな表情なんでしょう。。。 凄過ぎです。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
*Tyさんへ
はい、その通りです(笑)