カメラマン ファアッション雑誌の撮影

By | 2015年1月15日

<ファッション雑誌などでモデルの撮影をする場合>

<撮影の依頼>
雑誌の編集部からのメールか電話で「○月○日○○、撮影をお願いしたいのですが、スケジュール空いていますか?」といった感じで撮影依頼をされます。

<打ち合わせ>
出版社で、ヘアメイクさんスタイリストさんと一緒に今回撮影するテーマ『夏物のカジュアルです」とか「パーティードレスです」といった、撮影の企画内容を知らされます。

そして、服のイメージをより良く撮る為にはスタジオで撮るのがいいのか?ロケがいいのか?ということを決めていきます。

スタジオの場合は、どのスタジオを使うのか?ということは、カメラマンが自分の使いやすいスタジオを選べる場合が多いですね。

出版社内に自社スタジオがあるような会社では、経費節減の為にその出版社のスタジオで撮影することもあります。

ロケに決まった場合は「どこかいい場所知ってますか?」って、まず最初にカメラマンが聞かれます。

カメラマン自身があまり知らない場合は、スタイリスト、ヘアメイク、編集者と一緒に「ここなんかどうだろう?」といった感じで決めていきます。

カメラマンがいい場所を知らなくても、スタイリスト、ヘアメイク、編集者もそれぞれ多くの撮影現場を経験しているので、いい場所を知っています。

カメラマンが知らない場所が決まった場合は、撮影当日までに1度はロケハンしたほうがいいです。

ロケハンでは、撮影場所とその周りの風景を確認・太陽の角度は?曇った時はどこがいいか?雨が降った場合はどこで撮ればいいのか?というイメージトレーニングをしておくと、当日困りません。

でも、ロケハンできないような遠い場所では無理ですけどね。

スタジオに決まった場合は、どのようなライティングにするか?

ライティングに関しては殆どカメラマンに任せてもらえますが、たま~~に他のカメラマンが撮ったファッション雑誌の切り抜きを見せながら「こんな光で撮って欲しい」というリクエストがあることもあります。

あと、小物(ソファーや椅子など)を使うのか?モデルの背景の色は何色にするのか?ペーパーを使うか?布バックを使うか?もしくは、撮影後にデジタル処理でおもしろくするか?などということを打ち合わせで決めていきます。

<撮影当日>
ロケの場合は、朝、出版社にスタッフが集合してそこからロケバスに乗って現場に向かうことが多いですね。

場所によっては、各自が別々に現場に集合ということもあります。

ファッション撮影の場合は、集合時間は早朝の5時~6時というのが殆どです。

なぜなら、現場に8時~9時前には到着したいからです。

朝、弱い人には向いていません(笑)

最初のカットを撮る為のヘアメイクの時間は1時間~1時間30分くらいかかるので、カメラマンはその間にどのカットをどこで撮ろうか?ということを決めます。

2カット目からはヘアメイクの時間は早いので撮影はどんどん進みます。

モデルさんのヘアメイクが出来て服も着てるのに「次の撮影場所決めてるから少し待ってくれる」なんて言ってたら、次から撮影依頼はありません(笑)

だから、撮影現場に着いてからの最初の撮影までのイメージ作りが大切なのです。

スタジオの場合は、各自がスタジオに集合します。

スタジオの場合は、太陽を気にしなくていいので早朝集合というのは、カット数が多い撮影でなければありません。

最初のカットを撮るまでヘアメイクの時間が1時間~1時間30分くらい掛かりますので、その間にライティングのセットを組みます。

そして、2カット目からはヘアメイクの時間は早いですので、カットごとにライティングを変更する場合は、カメラマンの頭の中で次はこれだから、これを用意してもらって~~と1~2歩先を読んで、スタジオマンに次のライティングの用意をしてもらってると撮影がスムーズにいきます。

また、凝ったヘアメイクをする場合はヘアメイクの待ち時間だけで、各カット2時間を超えることもあります。

スタジオの場合は、撮影現場が盛上がるようにスタジオの有線でのりのいい音楽をガンガン掛けたり、カメラマンが好きな曲をスタジオで流したりして、スタジオ中を盛り上げたりします。

<撮影終了>
編集者が撮影データーを急いでる場合は、撮影現場の外に出て少しの時間待っててもらって、軽いデーターを渡します。

数日後、編集者から使うカットが決まったという知らせがきたら、カラーバランス&明るさなどを調整したデーターを制作して届けます。

<請求書を書く>→<撮影料が振り込まれる>→<この仕事の終了>、という流れです。

請求書に書く撮影経費は各社それぞれ違います。

撮影料にすべて込みという場合もありますし

交通費、データー作成費、を別に請求していい場合、それぞれ違います。

ストロボやレンズなどのをレンタルした機材の経費は請求できない場合が殆どです。

<撮影料>
雑誌の場合は1ページ幾らといことが殆どです。
(1ページに何カット撮影しても、ページ幾らという撮影料です)

1ページ1万~2万円という価格帯が多いですね。

撮影料はみなさんが思ってるより少ないのです(笑)

ただし、雑誌にはカメラマンの名前が掲載されますので、いい写真を撮ってると、あなたの写真を見たクライアントさんから

ファッションメーカーのパンフレットやポスター、CDジャケットや広告の撮影依頼がくるようになります。

だから、雑誌はカメラマンにとっては自分の名前を多くの媒体の人達に知ってもらう為の場所のようなものなので、撮影料が安くてもいいのです。

こういった撮影をする時のカメラマンの格好は、クラッシックや社長さんを撮る時と違って、おもいっきり自分の個性を出せます。

もう裸以外なんでもありです(笑)

それでは、今日も1日、自分がやるべきことにベストを尽くして・・・

写真を撮ることで、あなたのまわりの人達を笑顔にして、自分も笑顔になりましょう!!

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2 thoughts on “カメラマン ファアッション雑誌の撮影

  1. ますいしんいち

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    タクマさんへ、
    撮影した写真はもちろん、撮影しているカメラマンのパフォーマンスもモデルさんや、スタッフの皆さんを笑顔に導いてくれますよね。今日も笑顔でがんばろう!

    Reply
  2. タクマクニヒロ

    SECRET: 0
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    *ますいさんへ
    そうですね!!
    昔の人は「笑う門には福きたる」って言ってましたけど、
    本当ですよね。

    笑顔って、自分のまわりにも、自分自身にもいいことです。

    Reply

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