この写真は、最初の予定では外光が入るハウススタジオでの撮影だったので自然光で撮る予定でした。
でも、撮影開始が午後の3時を過ぎていたことと、この日は曇り空だったので、思っていた以上にこの場所が暗くて自然光では撮れませんでした。
モデルを使ったファッションの撮影だったら、スタジオ集合時間は7時くらいにして、そこからモデルのヘアメイクを初めて、どんなに遅くても朝の9時には撮影スタートします。
その時間帯からだと自然光ですべてのカットが撮れます。
でも、俳優さんやタレントさんの場合は広告とかじゃない限り、朝の7時にスタジオには来て下さいとは言えません。
今回も、まだ小さなお子様がいる方でしたのでスタジオ集合が12時でした。
ハウススタジオを使った撮影で12時というのは、もうその日の撮影の80%は終わっている時間帯です。
だから、集合時間が12時と聞いて「光、大丈夫かな」ということが気になりました。
この日は、服を変えて3カットの写真が必要でした。
僕がスタジオの入って考えたのは、まず、
どうしても自然光で撮らなければいけないカットを最優先する、次に自然光でもストロボでもいいカットを撮り、最後にストロボで撮るカットとういう感じで撮影手順を決めました。
編集部とヘアメイクさんの予定では、まず最初にストロボで撮る表紙のカットのメイクをしてから、後はどの順でも大丈夫ということでした。
僕は、今日の空模様と撮影時間帯を考えたら、
「最初に自然光で撮らなければいけないカットを撮った方がいいです」という説明をして、
僕が考えた順番を説明しました。
スタッフも僕の説明に納得してくれて、最初に僕が考えた順番で撮影できるようになり、ホッとしたわけです。
最初の自然光でのカットを撮り、衣装とヘアメイクチェンジ
その間に空はどんどん暗くなり、自然光で撮れると思っていたこの場所の光が足りなくなったのです。
いつもの「被写体が素敵に写っていれさえすえればいい」という媒体でしたら、
ISO感度を上げて絞りも解放値近くにして撮るのですが、
この媒体は被写体が着ている服の色や生地感もしっかりと写さなければいけない雑誌なので、
そんなアバウトな撮影はできません(笑)
だから、ISO感度も100にしてストロボを飛ばして、服の色とその素材感がしっかりと出るよう絞りもf8に設定しました。
左右に広い部屋だったので、最初は、正面からカサバン2灯でテスト撮影してみたのですが、それでは影が被写体の左右に2つ出てしまうのです。
普通のカサバン1灯では、左右と上の光量が落ちてしまいます。
紙面になる時にトリミングされていますが、実際の写真は、左右上部ともこの写真の15%程広く撮っています。
そこで、60インチ ホワイトアンブレラで、カサバン1灯で撮ってみたのですが、左右と上にもキレイに光が回り、影も気になりませんでした。
ハウススタジオでこの大きなカサを使ったのは初めてだったのですが、このカサのお蔭で広い範囲に光がまわせて助かりました。
「大は小を兼ねる」といいますけど、本当です。
僕はいつも車に入れていますけど、軽いので持ち運びが楽です。
僕はこの商品の宣伝担当ではないのですが(笑)
本当に便利なのでみなさんに知って欲しかったのです。
撮影現場では色んなことがあります。
打ち合わせの時とは違ったことが起きます。
そんな時は、打ち合わせの時に撮影順を決めていても
カメラマンのあなたが「撮影順を変えたほうがいい!」と思った時は、クライアントさんやスタッフに
撮影順を変える説明をきちんとすれば、みんな理解してくれます。
自分はカメラマンとしてのキャリアがないので
「こんなこと言ったらダメかな」なんて思って、遠慮したらダメです。
現場ではカメラマンのあなたが、自信をもって指揮をとればいいのです。
ただ、強引にやったらダメですよ(笑)
それでは、今日も1日、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!
あなたの今日1日の行動が・・・あなたの未来を創っているのです。

ISO100・絞りf8・シッター速度1/90・使用レンズ24〜70㎜ズーム(50㎜相当)
ライティング・正面からカサバン(ジャンボ)1灯
ストロボを「正面から飛ばすか?サイドから飛ばすか?」は、カメラマンの好みです。
被写体の背景のガラス窓は、外が暗かったので写真では黒かったので、撮影後にデジタル処理で明るくしています。
あなたは……
スタジオライティングのことを知らないから、カメラマンにはなれない!!
と、諦めていませんか?
プロになる前の僕がそうでした。
プロが撮った写真を見て 「この写真どんなライティングで撮ったんだろう」って、思ったりしませんか?
僕も独学でカメラマンになったので、今のあなたの気持ちがよくわかります。
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自然光は入らない場所でも、自分の得意な光(ライティング)を作れるカメラマンは強いです。
「自分はこの光で撮ればいい写真が撮れる」という、圧倒的な自信が生まれるからです。
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