僕が独学でカメラマンになって数年目の話です。
ある雑誌の仕事で、某有名アーティストの撮影をさせてもらいました。
それは、カラー1ページで1カットだけの仕事でした。
僕は某有名アーティストのAさんを撮れることがメチャメチャうれしかったです。
ただ、撮影時間も短くて、撮影はあっという間の出来事でした。
数日後、なんと・・・
Aさんのファンクラブの事務所から、ファンクラブの会報に掲載する為の写真を撮って欲しいという依頼が来たのです。
CDジャケットや広告の撮影は、今まで撮っているカメラマンに撮ってもらうのですが、こういった小さな仕事はそういう売れっ子カメラマンには依頼できません。
そこで、僕にオファーが来たのです。
でも、僕のようなカメラマンはいっぱいいるのに、「なぜ、僕なんだろう?」と思ったので、素直に聞きました(笑)
すると、先日雑誌で1カットだけ撮らせてもらって時に、
Aさんが、僕の撮る時のリズム感がよかったので撮られてて心地よかったという理由でした。
「リズム感ってなんだろう?」と思いながら、あまり深くは考えないで(笑)
どのような写真を撮ればいいのか打ち合わせに行きました。
実は、今でも、撮影後に「宅間さんって撮る時のリズム感がいいので心地よかったです」ってよく言われるのです。
さすがに今は、リズム感の意味はわかっていますけどね(笑)
だから、意識して撮ってます。
話は逸れましたけど・・・
必要な写真は、モノクロで、腰から上のカットを服を変えて2パターン撮って欲しいという撮影でした。
ファンクラブの会報に掲載する写真で、カラーではなくモノクロなので・・・・
「これは売れっ子カメラマンには頼めないよな」と、僕自身、納得しました(笑)
でも、うれしかったです。
今まで僕というカメラマンの存在を知らなかった、ファンクラブの会報を作っている人が、僕のことを知ってくれたわけですからね。
打ち合わせでは、1カットは背景はシンプルなグレーで撮って欲しい
もう1カットは宅間さんが撮りたいように撮って下さい
使用する写真は腰から上なので、全身は撮らなくてもいい
ということでした。
ファンクラブの会報誌なので、撮影料は思ってた以上に少なかったです。
ただ、撮影時間も雑誌の時と違ってゆったりあったので
2カットの腰から上だけのモノクロ写真だけではもったいないなぁ〜と思い
そうだ、「僕自身の作品を撮ろう!!」と決めたのです。
背景をグレーで撮るカットは、ファンクラブからの要望通り、普通のライティングで撮り
もう1パターンは、いつかこのライティングで撮ってみたいというセットを作り
背景も、僕のがこの背景で撮りたいという布バックを自腹で用意しました。
撮影料は、フイルム代、現像代とかすべて込みの値段だったので、おもいっきり赤字でした(笑)
本当は、モノクロで、腰から上だけのカットでよかったのですが・・・
もらった撮影時間内で、モノクロ、カラー、全身、アップ、目線ありなし、ライティングチェンジ、背景もチェンジと
もう、「Aさんを自由に撮れるなんて、こんなチャンスは2度とない!!」と思って、撮りまくりました。
ファンクラブ会報を制作しているスタッフは、僕がメチャメチャ撮るのでびっくりしていました(笑)
でも、Aさんは「この布バックおもいろいですね」とか「このライティングいいですね」と、結構、喜んでくれていました。
撮影後も、本来でしたら、ファンクラブから依頼されたモノクロで腰から上の写真だけ渡せばいいのですが
「色んな写真を撮ったので、使用料は入りませんから、よかったら自由に使って下さい」と、僕が自由に撮ったカラーの写真もお渡ししたのです。
最終的に、布の外注代、カラーフイルム代、現像代などなどで、大赤字でした。
ただ、僕の自身は、あのAさんを「自分だったらこんな感じに撮りたい!」という写真が思う存分撮れたので
もう、お金のことより、心が満たされていました。
そして、数ヶ月後・・・
なんと・・・
AさんのCDジャケットの撮影依頼が来たのです!!
撮影依頼の電話に出た時の僕は、一瞬なんのことか理解できなくて
「えっ、今、なんておっしゃいました?」と、2度も聞いてしまいました(笑)
あの時、僕が撮った写真がファンクラブ経由でAさんのCDを制作しているディレクターの目に止まり
「これ撮ったの誰?」 「このカメラマンいいね」という話になったみたいで
「今度のジャケ写、このカメラマンに撮ってもらおう」という展開になったようなのです。
そして、ジャケットの撮影打ち合わせをして驚いたのが
「宅間さんが曲のテイストを感じたまま、自由に撮って下さい」と言われたことです。
お言葉に甘えて、自由に撮らせてもらいました(笑)
そのCDは100万部以上売れ、撮影した僕もメチャメチャうれしかったです。
実は、その撮影で終わりではなく、
その後もAさんのCDジャケットの撮影、カレンダーの撮影、また、Aさんが所属している他のアーティストのCDじゃケットの撮影をさせてもらうようになったのです。
また、AさんのCDジャケットを撮影したということで、他のレコード会社のアーティストのCDジャケットの撮影依頼がどんどん来ることになり、音楽雑誌からの依頼も増えて、メチャメチャ忙しくなったのです。
もし、ファンクラブの会報の撮影依頼があったあの時・・・・
僕が、安い撮影料の中で利益を出す為に、撮影経費をケチって、モノクロカットだけ撮っていたら、こんな展開にはならなかったのです。
ここで何が言いたいのか?というとですね。
僕の自慢話をしてるのではなくて(笑)
チャンスは、いつ訪れるかかわからないということです。
もし、あの時、僕の頭の中に
「チャンスがあったら、こんなライティングで、こんな背景で、こんな写真を撮りたい」という想いがなければ
せっかくのチャンスを掴むことができなかったと思います。
当時やってた撮影の仕事は、小さなものでしたけど、その時でも
「いつか自分が雑誌の表紙を撮るようになったら、こう撮りたい」とか
「他のカメラマンの撮った写真を見ながら、自分だったらこう撮るのにな」とか
チャンスがいつきても対応できるように、頭の中でいつも練習をしていたのです。
それは、仕事が少なくて暇だったからできたのです(笑)
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「それでは、○○日にチャンスを与えますか用意してて下さい」という連絡はしてくれません(笑)
それでは、いつ、チャンスを与えられてもいいように・・・・
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いつも楽しくブログを拝見させていただいております!
私はまだ駆け出しなのですが人物をメインにカメラマンのお仕事をしたいと思っています。
ひとつ、、撮影のリズム、、とありました。
具体的に教えていただけますでしょうか?
ブログに書いていただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!