カメラマンの年収はいくら?撮影料は?

By | 2015年5月12日

プロカメラマンの年収を、知りたい!という人が多いので、

プロカメラマンが色んな撮影で、どれくらい撮影料をもらっているのか?ということを、僕の今まで経験の中で書かせてもらいます。

<雑誌>
1ページ幾ら、というページ単価で支払っているか雑誌が多いです。

僕の経験では、1ページ8000円〜3万円です。

平均、1ページの撮影料は、1万5千円くらいですね。

ページ単価というのは、1ページの為に何カッ撮影しても、1ページ分しか支払われないとうことです。

表紙は5万〜20万です。

ファッション雑誌はみなさんが想像しているより安いです(笑)

グラビア雑誌、男性雑誌は高いです。

撮影料の交渉はありません、各雑誌で決められています。

<業界紙>
ページ単価ではなく、ページ数に関係なく1つのテーマの撮影で幾らというのが多いです。

1回の撮影で、1万円〜10万円 (その業界紙を出版している企業の規模で違います)

表紙は5万〜15万円

これは東京の業界紙の話です、地方の業界紙(フリーペーパー)の場合は単価は安いと思います。

<CDジャケット>

シングルCDは10万〜20万、アルバムCDは20〜40万円くらいです。

これは、そのアーティストの知名度で決まります。

撮影料は、レコード会社と交渉です。

大きなレコード会社に所属していないインディーズのアーティストのCD撮影の場合は、2万〜5万くらい。

この場合は、カメラマンとアーティストが直接撮影料の交渉をします。

<コンサート・ライブ撮影>
僕の場合は、売れているアーィストの撮影でしたので、1回の撮影で10万〜30万円でした。

撮影料は決まっていないので、カメラマンと担当者が交渉をします。

インディーズのアーティストの場合は、売れているアーィストの撮影と比べると0が一桁少ないと思います。

<カレンダー>

これも、アイドルやタレントさんの知名度で違いますが、

撮影料は、30万〜80万円の範囲で40万円くらいが多かったです。

撮影日数は1日か2日間です

<単行本・文庫本の表紙>

表紙の為に特別に撮影する、今持ってる写真を使ってもらうという2種類ありますけど

撮影料、使用料は5万〜10万円でした。

その本の作家の知名度で発行部数が変わるので、それで撮影料が違うのかもしれません。

<アイドル・俳優さんなどの写真集>

写真集は印税で支払われる場合と、1冊の撮影で幾らという2つの支払い方法があります。

今は、写真集はあまり売れないので、印税ではなく1冊の撮影で幾らという方が多いです。

ちなみに印税の場合は写真集の値段の5%〜10%です。

2000円の写真集を1万部販売されたら、印税が8%として計算すると、160円×1万部=160万円です。

印税ではない1冊の撮影で幾らという場合は、僕の場合60万〜120万円でした。

<広告>

これも、広告主の大きさで違ってきます。

それでも、雑誌と比べると0が一桁多いです。

小さいクライアントさんの撮影で、20万〜80万円

大きなクライアントさんの撮影で100万〜300万円

撮影料は、その時に撮るカットの数、使われる規模でも変わります。

海外ロケになると、撮影料に数日間の拘束料も請求できます。

他のカメラマンさんのことは分かりませんけど、僕は1日3万〜5万円を請求していました。

例えば、5日間海外ロケに行くと5日×5万=25万円です。

拘束料だけでもいいくらいです(笑)

でも、広告は数千万〜数億円という予算で作られているので

カメラマンの拘束料なんて、微々たるものです。

写真だけではなく、動画(ムービ)も撮るカメラマンは、撮影料は0が一桁増えると思って下さい。

<ウェブ用の撮影>

印刷媒体と比べると撮影料は安いですね

1回の撮影料がカット数に関係なく、平均1万〜2万円くらいでした。

<一般の人に撮影を依頼される>

出版社・広告代理店・レコード会社・企業の宣伝部からとの撮影依頼ではなく、

自分の友人知人を通して、プロフィール写真、赤ちゃんの写真、七五三、披露宴、運動会、催し物、お店のメニュー、サロンのヘヤーカタログなどなど、個人の撮影をする場合の撮影料は、数十万円ではなく、数千円〜数万円です。

<学校などの講師、セミナーなどの講師>

学校の講師の場合は、1時間5千円ということが決められているようでしたので2時間の講義で1万円でした。

交通費は出ません。

専門学校で朝9時から夕方5時まで実技と講義を依頼された時は、5000円×8時間=4万円か?と思っていたら、1日1万円でした。

あと、セミナーなどで講演を依頼された場合は、1時間30分〜2時間の講演料が2万〜8万円というのが多かったです。

値段は、主催者によってそれぞれ違います。

1度、往復の飛行機代+30万円という破格条件での講演依頼の時は、「撮影するよりいいな〜」と喜んだことがあります(笑)

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カメラマンの年収・収入というのは

これらの仕事を毎月&1年間にどれくらいするのか?で決まるのです。

ある意味、スポーツ選手と同じで

毎試合の成績がよければ、収入が増えるということですね。

カメラマンで言うと、クライアントさんに喜んでもらえる写真を撮れば、収入が増え続けるということです。

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カメラマンの収入は、カメラマンの種類によってそれぞれ違います。

今日はあくまで僕が経験したことを書いていますので、何かの参考にしてもらえたら幸いです。

それでは、今日も1日、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!

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僕が知らないことは「知りません」とはっきり言いますけど(笑)その時はお許し下さい。

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