カメラマンは、いつも「いい人」ではダメです。

By | 2016年2月25日

カメラマンは、いつも「いい人」ではダメです(笑)

先日、ある俳優さんの撮影をした時の話です。

撮影数日前に、⚪︎⚪︎というハウススタジオのAスタで撮影してくださいという連絡がありました。

このスタジオはよく使って知ってるので、

撮影前日までにAスタでどんなカットを撮るか、色々とアイデアを練ってスタジオに向かいました。

そしてスタジオに着くと、

この撮影のスケジュール管理をしている宣伝部の人から

(この方は、僕のクライアントさんではありません、俳優さんが出演している映画やドラマなどの宣伝部の方で、現場のすべてを仕切ってる人達です)

「申し訳ありません、宅間さんに使ってもらうスタジオが、
最初にお知らせしていたAではなくてCに変更になりましたので
そちらに機材を運んでもらえますか」

と言われたのです。

僕がこのスタジオのことを何も知らなければ

「はい、わかりました」 と言って、素直に機材をCスタに運んでいたわけですけど

僕は何度も使ったことがあるので、Cスタがどんな部屋なのか知っています。

それは、アイドル撮影にぴったりのメチャメチャ可愛い部屋なのです(笑)

白い壁に白い床、レースのカーテン付いてるカワイイ白木の窓、メチャメチャ可愛い白いベット、などなど

だから僕は・・・

「スタジオがCスタに変更になりましたのでそちらに機材を運んでもらえますか」

と言われた瞬間、即座に

「それは無理です!! 理由はカッコイイ⚪︎⚪︎さんにはCスタは絶対に向いていません、

最初にCスタと聞いていれば、背景紙も用意して照明機材もそれにあったものを用意しましたけど、今はAスタで撮影する照明機材しか持ってきていないんですよ」

「ところでAスタは、どうして使えなくなったのですか?」

と尋ねたら、スタッフの休憩場所に使ってるということ

そこで僕は

「Aスタの今の状況を見せてもらっていいですか?」とお願いしました。

そして

「このスペースだけでいいですから、撮影させてください、あとのスペースはスタッフの休憩場所にしてもらって大丈夫ですので」

と、半ば強引にお願いして(笑)

僕が撮りたいスペースを確保したのです。

実は、照明機材の話は嘘です、スタジオがどこでも同じ機材です(笑)

でも、この場合、こう説明した方が僕の切羽詰まってる感が伝わると思ったわけです。

本当に、あのカッコイイ人をあんなカワイイ部屋では絶対に撮りたくありませんでしたからね。

カメラマンそれぞれ、仕事が違いますから

あなたたも僕のマネしなさいと言ってるのではありません

ただ、あなたが現場で

「本当はこっちの方がいい写真が撮れるのにな!」と思った時は

「こんなこ言ったら嫌なカメラマンだと思われるかも?」 という心配はしなくて大丈夫です。

それより、提案した方が絶対にいいです。

なぜなら、あなたが撮りたくな場所でいい写真が撮れなかったら

あなたに撮影を依頼したクライアントさんは、

「カメラマンの⚪︎⚪︎さん、ダメだ」 と思われて、次から仕事はこない可能性が高くなります。

あなたが、僕と同じような状況になった時は

何もせずに 「あ〜〜あ」 と諦めるのではなくて

まず、提案してみる

その時大切なのは

自分のことばかりを言うのではなくて

なぜ、自分の提案している案の方がいいかをしっかり説明する

そして、両方が歩み寄れる方法を考える

その中であなたのベストを尽くす

それでも、ダメでしたら

「ダメか!だったらこの条件でなんとかしよう」 と頭を切り替えて、ベストを尽す。

やらずして悔やむより、やって結果を受け止めた方が自分自身で納得ができます。

そして、次に進めます。

この日の撮影は・・・

すごくカッコイイ写真が撮れて、クライアントさんにも喜んでもらえました。

それでは、今日も1日、

 「笑う角には福来たる!!」の笑顔で、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう。

A696

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2 thoughts on “カメラマンは、いつも「いい人」ではダメです。

  1. ますいしんいち

    タクマさんへ、
    確かに「いい顔」でお客様の希望を叶えてあげたいけど「ニコニコしながら」断る勇気も必要ですよね。
    「怖い顔」だと二度と撮影には来て頂けないけど、、、
    「今日も笑顔で」
    いつもありがとうございます。

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      ますいさんへ

      そうですね、
      ニコニコしながら断ることも必要ですね(笑)

      Reply

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