ポートレートの良し悪しはモデルで決まる。

By | 2018年7月9日

先日、俳優の東出さんを撮らせてもらいました。

ただ、場所はスタジオでもロケーションのいい場所ではなくて

映画会社の会議室です。

 

僕は初めての場所だったので、

頭の中で今までに撮影した色んな会議室をイメージして作戦を練っていました。

 

そして、会議室に通されます。

「が〜〜ん」

想像していたより狭〜〜い。

そして、ソファ・テーブル・コーヒーメーカー・大きなテレビ、

その上

なぜか小さなピアノまである。

 

ストロボセットする場所などな〜〜い。

 

そこで

窓のブラインドをすべて開ける

やんわりと光が差し込む

「少々暗いけど自然光で撮ろう!」と決めた。

 

さて、今度はどこで撮るか?

 

テーブルとソファを部屋の端に寄せてはみたものの・・・

背景がゴチャゴチャしてて絵にならない

 

残ってるスペースは

窓の横の白い壁

ここだったら、窓からの光も差し込むし

全身は無理だけどいいか!

と、そこに決める。

 

東出さんがスタッフと一緒に登場

僕が「ここで撮らせてもらいますので」と窓際の壁を指差す。

すると東出さんは、最終的なメイク直しをしてもらうために

窓が出窓になっている、30センチほどのスペースに腰掛けて

ヘアメイクさんにメイク直しをしてもらいはじめたのです。

 

その出窓に座ってメイク直しをしてもらってる彼の姿を見て

「出窓に座ってる姿いいなぁ〜!」

「これ撮らせてもらおう!」

と決めたのです(笑)

 

そして、メイク直しが終わって立ち上がろうとした彼に

「そのまま・・そこに座ってる写真撮らせて!」

と言って、撮りまくったのです(笑)

 

東出さんは、俳優になるまえはモデルをされていたので

僕がシャッターを押すタイミングで

表情、ポーズをどんどん変えてくれます!

 

僕もノッてる自分を感じながらシャッターを押し続けます。

もう、2人でジャムセッションをやってる気分です!

この瞬間は、最高です!!

 

もう会議室でも、出窓も関係ありません(笑)

 

そして撮影終了!!

 

事務所に帰りながら

アシスタント君に、思わず

「ポートレートって、モデルで決まるな!」と、つぶやいてしまいました(笑)

 

撮影したデーターをクライアントさんに送ったら

「写真がどれも素敵で、2点といわず何枚も使いたくなってしまいます。。。」
という、うれしいメール。

「カメラマンになってよかった〜〜」と、つくずく思います。

 

撮影前に「今日はこれでいこう!!」って決めていても

「ちっと待てよ、これいいかも!」と感じたら

迷わずに直感を信じたほうがいいですよ。

 

★タクマクニヒロと一緒に写真展をやりませんか!!
詳細は→こちらから

 

★来年の4月から僕と一緒に仕事をしてくれるカメラマンアシスタントを募集しています。

詳細は→こちらから

 




このブログへのコメント&質問などは、記事のタイトルをクリックし、記事の下のコメント欄よりご記入ください。

このブログの読者になりたい人は下記から登録してください。

[subscribe2]

読者になると、このブログの更新情報が届きます。
・いつでも、ワンクリックで解除可能です。
・メールアドレスは個人情報の観点より、プライバシーを厳守させて頂きますのでご安心ください。

 

あなたは、プロが撮った写真を見て
「このライティングを知りたい!」って、思ったことありませんか?

独学でカメラマンを目指していた頃の僕がそうでした。

そんなあなたの為に・・・

プロのライティングが簡単に学べるDVDを制作しました。

実は、スタジオライティングを学ぶことはあなたが想像しているより簡単なのです。

「ライティングのコツ」を知ればいいだけなのです。

ライティングのコツさえ分かれば 誰でも簡単にプロのスタジオライティングで撮れるようになれます。

★DVDは5種類あります。
 ↓   ↓
詳細はこちらをご覧下さい

その中でも特に人気のあるのはこの2つです。

・スタジオライティング実践編 DVD1

・クリップオンストロボ・ライティングDVD5

 

★プロカメラマンの「営業方法を知りたい!」という人は

 

・仕事に繋がる効果的な営業方法 DVD6
がオススメです。

僕がプロカメラマンになって数多くの経験から得た、プロが絶対に教えたくない営業ノウハウのすべてを

独学のあなたでもできるように、具体的に教えています。

★自分にあった「写真で食べていく方法を知りたい!」

という人のために

マンツーマン・ワークショップをやっています。
 ↓  ↓
詳細はこちらをご覧下さい

宅間國博のHPは→こちらから

クリップオンストロボの周辺機材のことでしたら→エンジョイカメラ.JPさんが、オススメです。


4 thoughts on “ポートレートの良し悪しはモデルで決まる。

  1. 匿名

    こんにちは。
    記事にある写真はどちらに掲載されているのか教えていただけませんか?
    この目で見て確認したいです!

    Reply
    1. TAKUMA Post author

      先日撮影したばかりなので、雑誌に掲載されるのは8月くらいだと思います。
      僕もいつかよくわかりません(笑)
      掲載されたら雑誌が事務所に届いたらブログに載せますので、楽しみにしてて下さい。

      Reply
  2. ラカルト・ニュー5D

    > 僕が「ここで撮らせてもらいますので」と窓際の壁を指差す。
    決断に至るプロセスもそうですが、こういった一言も大変参考になります。
    ありがとうございました。
    ちなみに東側の出窓でしたか?東出さんだけに(笑)

    Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください