「自分がカメラマンに向いているかどうかを教えてほしい」という質問メールが届きました。
この答えに関しては、プロカメラマンの人に聞いたら聞いた人の数だけ答えがあるような気がしますので
あくまで「僕はこう思ってますよ」ということを書きます。
まず「自分がカメラマンに向いているかどうかを教えてほしい」と言われてもですね
「カメラマン=写真家」と一言でいえないのですよ。
その種類はメチャメチャ多いのです。
ざっくりいうとですね
僕のような
・人を撮るカメラマン
人の中でも、広告・写真集・CDジャケット・雑誌などでモデルや有名人を撮るカメラマン
一般の人を撮るカメラマン(ブライダル、イベント、プロフィール、家族、赤ちゃんなどなど)
・スポーツ、動物、料理、鳥、昆虫、飛行機、鉄道、車、風景、建物、インテリア、商品、ドキュメント、などなど細かく分けたらものすごく多いのです。
僕は人物を撮ってるので、人物撮影をするカメラマンに適している人は?
について書かせてもらいます。
1−当然ですが写真を撮るスキルがあること
2−撮る人に指示をしなければいけませんので、撮影する時にコミュニケーションができる人
ただし、プライベートでは寡黙でも大丈夫です(笑)
あくまで、自分が撮りたい写真を撮るためのコミュニケーションができれば大丈夫です。
これも無理という人は、人物を撮るカメラマンには向いていません。
3−撮影現場で瞬時に「何をどうすすればいいのか?」という判断ができて、周りのスタッフに的確な指示ができる人
「こういったことが苦手」という人は向いていません。
ある意味、撮影現場ではカメラマンは映画監督&指揮者と同じです。
4−自己管理ができる人
例えば今は風邪が流行っています。
こういった時に、自分なりでいいので予防ができる人です。
フリーカメラマンは会社員と違って、撮影がある日に
「風邪引いたから今日は休みます、他の担当者が代わりに行きますからよろしくお願いします」なんてことは言えませんからね。
5−写真のスキルを上げるための勉強が大好きな人
僕が大嫌いな学校の勉強という意味ではなくて(笑)
自分の写真をよりスキルアップするには何が必要なんだろう?
ということを日々考えて、調べて、トライして、スキルアップできる人です。
これをやらないと、あっと言う間に他のカメラマンに仕事を奪われます(笑)
6−いいアイデアがあったら、すぐ仕事に活かせる行動力がある人
7−人から「〜〜やらなきゃダメだよ」って言われてからやるのではなく
自分が「これやろう!」と思ったらすぐ行動できる人
8−自分にとって嫌な出来事が起こった時に
「あ〜〜自分はダメだ〜」と、ず〜〜と落ち込むのではく
「あの経験で何を学べたんだろうか?」
「2度と同じ失敗をしないために何をやればいいだろうか!」
と、出来事を引きずるのではなくて前向きに考えられる人
フリーカメラマンは収入が不安定なので、1つのことで落ち込んでいたら
前に進むことができませんからね(笑)
それより「いい勉強させてもらったなぁ〜」という気持ちで、前進できる人の方が向いています。
まだまだ、お金のことやブランディングのことなど色々ありますけど
ざっくりいうと
こういうことが「好きで、できる人」は、カメラマンに向いていると思いますね。
僕が1つだけ言えるのは
写真を撮ることが大好き
写真を撮って人に喜んでもらうことが
大好き!
という人が
一番向いていると思います。
写真で楽して金儲けしよう!
という人は
最初は上手く行くかも?しれませんけれど(笑)
お金を儲けることだけがメインになると、
お客さまがついてこれなくなるかも?しれません。
別に「お金を儲けることがダメ」と言ってるのではありませんので誤解しないようね。
高い撮影料に見合った、仕事をしてお客さまに喜んでもらえたらOK!!
あなたの撮る写真でお客さまに喜んでもらう
↓
その御礼として撮影料が入る
お客さまの「ありがとう」=あなたの収入
という法則です。
あなたが・・・
写真でお金を稼ぎたかったら、
お客さまから多くの「ありがとう」を貰えばいいだけです。
これが「カメラマンとして食べていくための一番大切な法則」だと僕は思っています。
とてもシンプルです。
色々書きましたけど
今日書いたことはあくまで僕の考えなので
「これが絶対!」
「これできない人はダメ!」
と言ってるのではありませんから誤解されないようにね。
それでは、明日からも「笑うカメラマンには福来たる」で過ごしましょう!
これは僕が専門学校時代に撮った写真で、一番気に入ってる写真です。
今だったら鳩の位置を合成で自分が好きな場所に並べますけど(笑)
これは一発写真です。
あの頃は、心が澄んでいました(笑)
撮影場所は冬の釧路です。
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