自分の為に撮ればいい

By | 2016年8月11日

僕が「ブルーノート」の写真を撮る以前に、花の写真を撮っていた頃の話です。

花の写真を撮るきっかけは

撮影のロケハンをしていた時に、公園で偶然真っ赤なポピー畑を見つけて

「うわ~~~なんてキレイなんだろう!!」と思って、シャッターを押したのがきっかけでした。

当時はフイルムだったので、現像が上がってその写真を見て、またまた感動したのです。

それからはもう、

何かに取り付かれたように「花の写真が撮りた~~~い!!」って感情が抑えら得れなくて、

土曜日曜が休みの時には全国の花畑を撮影してまわりました。

全国にある花畑を調べることも楽しかったし、

現地について花畑を目の前にしてシャッターを押してる時は、

おいしいものを目の前にして両手でガツガツ食べてる感じです(笑)

「この写真をみんなに見せたら褒めてくれるかな?」とか

「これで賞が取れるかも?」なんていう感情はまったく0%でした。

もう、目の前の花を撮ることが「うれしくて!!うれしくて!!しょうがない!!」

という、気持ちだけです。

つまり、僕が僕の為に撮っていたのです。

ところが3年くらい経ったころから、

今度は「会場を花の写真でいっぱいにして万華鏡の世界の中に自分が入ってみたい」

「そしてみんなにも見てもらいたい!!」という感情が沸々と湧いてきたのです。

この時も

「個展やったらみんなが褒めてくれるはずだ!!」

「すごい批評をしてくれるだろう!!」

なんていう気持ちは、まったくありませんでした。

とにかく

「自分が自分の為に個展をしたい」だけでした。

そして、個展を開催しました。

写真の展示がすべて終わって、

いよいよ明日から開場という前の日の夜。

写真が万華鏡の様に展示された会場の真ん中に一人立った時は、

本当にうれしくって、うれしくって胸が熱くなったのを覚えています。

この写真展は、

自分が好きになった被写体を

自分の為に撮り、

自分の為に開催したのです。

ところが、

自分の為に開催した個展なのに、

自分以外の人達が喜んでくれたのです。

それも、もの凄いたくさんの人達が!!

「目から鱗が落ちました。」

もし、

「人に褒めてもらいたい」

「人に評価してもらいたい」という気持ちで、

写真を撮ったり個展を開いていたら、同じような反響はなかったかもしれません。

多分、

僕の「うれしい!!キレイ!!楽しい!!」

という想いで撮った波動が、

見てくれる人達にも伝わったんじゃないかと思ったわけです。

・本当は天井も花でいっぱいにしたかったのです。

よく「蜷川実花さんのマネでしょ?」と言われるけど

この個展を開催したのは、
彼女が木村伊兵衛賞を撮ってプロカメラマンデビューする2年前なのです。

でも、蜷川さんがあまりにも才能があり上手いので

彼女がデビューした以降は

「タクマさん、蜷川さんのマネしたらダメだよ」とよく言われました(笑)

この写真展を開催した後は、花への熱意がまったくなくなり

「ブルーの世界を撮りたい!」という気持ちなり

コンタックスT2でブルーに感じた風景を撮り始めました。

それが写真集「ブルーノート」になったのです。

僕の感性が写真展の後「赤の時代」から「青時代」に移ったようです。

自分でも不思議なんだけど

とにかく、赤から青に変わったのです。

感性って不思議です。

それでは、今日も1日「う門には来たる!」で自他共栄の精神で過ごしましょう。

ht.jpg

人の批評なんか気にしないで自分の気持ちに正直な写真を!!

ここで、誤解しないで欲しいのですが
撮影料をもらう撮影は、自分の為に撮るのではなくて
クライアントさんの為に撮らなければダメですよ。

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One thought on “自分の為に撮ればいい

  1. ますいしんいち

    タクマさんへ
    元祖、花の万華鏡写真、素晴らしいです。ありがとうございます。
    今日も「笑門来福」

    Reply

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